生きている人間とは まだ人間になっていない動物のようなものだ
これだった・・
川端康成のせりふだそうだ
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人間は厳正な知力を傾けて曖昧さのうちに遊ぶようにできている
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これは小林秀雄「読書について」(昭和十四年)にあるせりふ。(名言?)
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はっきりと目覚めて物事を考えるのが、人間の最上の娯楽だからだ
なぜ人間は実生活で、論証の確かさだけで人を説得する不可能を承知しながら、
書物の世界に入ると、論証こそすべてだという無邪気な迷信家になるのあろう
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うむ?(どうなのよ)
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人間は自分を知るのに、他人という鏡を持っているだけだ。
自己反省とか自己分析とかいう浪漫は文学の生んだ精神傾向、
感傷と虚栄の惑わしに充ちた、未熟な技に過ぎない
___by36歳の小林秀雄
【鷲田清一さんの本の台詞】
人それぞれのアイデンティティというのは各人が自分に語って聞かせる物語のことである。「自分を複数にすること」私たちがつねに一定の「だれか」であるのは、別のものになる=自分でなくなる〈つまりエクスタシー〉。
さまざまな可能性を縮減して社会の中でイメージとして公認されているある人格のタイプに自分を合わせることによってだ。こまったことに
、私たちはこの同じ人格であることが窮屈でときどき複数の自分を束ねているこの「わたし」なるものをばらばらに解除してみたいと思う。 一義的な「わたし」がウソっぽく感じられてしまうのだ。