引用の華

雑草

北川 冬彦


雑草が
辺りかまわず
のびほうだいにのびている。
この景色は胸のすく思いだ、
人にふまれたりしていたのが
いつのまにか
人のひざを没するほどにのびている。
ところによっては
人の姿さえ見失うほど
深いところがある。
この景色は胸のすく思いだ、
のびはびこれるときは
どしどしのび広がるがいい。
そして見ばえはしなくとも
豊かな花をどっさり咲かせることだ

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lastModified: 2005年