厳粛な遊び：新年カウントダウン

シェイクスピアは書く戯曲、書く戯曲で、
強烈な感情というものが（愛も含めて）
人を愚かにするということを必ず書いている

ダン・シモンズ「イリウム」

涙をこぼれるがままにしておくには
勇気が要る
弱さをいつわらずに歌うには
強さが要る

うたびとたち｢石川啄木｣　谷川俊太郎詩集『手紙』　集英社　1984年刊

う〜〜ん？？
感情の表出に関して、 『激しい感情表出』をしないのはエチケット？・・・
見えないテーブルの影でハンカチを引き裂いていた（？）人の話を芥川龍之介はしなかっただろうか・・・（「手巾」）
先日、正岡子規の話をドナルド・キーンさんと黛まどかさんがしていました・・ 日本人の感情流露の仕方・・？？
正岡子規は英語訳でドイツ文学までも読んでいたが、西洋人の文学で驚いたのは、感情表現の激しさだったという。西洋人の真似では日本人の感性は表せないと考えたという話は興味深かった

鷄頭の十四五本もありぬべし

正岡子規

山茶花を雀のこぼす日和かな

正岡子規

寒山落木　巻一 （国立国会図書館蔵）正岡子規自筆稿がみられるようになっているのですね・・

Wikipediaによれば、「病床で書かれた日記『仰臥漫録』の原本は、兵庫県芦屋市の虚子記念文学館に収蔵されている。」とのこと。松山でも根岸でもない。来年寄り道できるかもと思います・・（大原美術館に入ってないのでいくつもりなので、できたら途中下車・・）