マリアの受胎告知を描いたイタリア・ルネサンス絵画で、天使が通例のユリの代わりにこれを手にしている場合
「そのもとになるものは象徴表現ではなく、敵の街フィレンツェの紋章を描くことへのシエ―ナの画家たちの反感にすぎない」(『西洋シンボル事典』p53)
オリーブの枝を咥えるカタコンベのフレスコ 4世紀
ローマ サンティ・ピエトロ・エ・マルチェリーノ
Roma, catacombe di San Marcellino e San Pietro
ゲッケイジュ(月桂樹、学名:Laurus nobilis)は、クスノキ科
これは、絵の形からはオリーブとどちらなのかわかりません。(ゲッケイジュは月桂冠が多い)
Wikipedia
「ギリシャやローマ時代から神聖視された樹木の一つ。古代ギリシアでは葉のついた若枝を編んで「月桂冠」とし、勝利と栄光のシンボルとして勝者や優秀な者達、そして大詩人の頭に被せた。」
初期キリスト教徒の間では、死者は永遠の命を象徴するため月桂樹の葉の上に寝かされた」(『西洋シンボル事典』p112)
http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/3545335.htmlに
「イエス・キリストがエルサレムに入場した際には、これまた勝利の象徴である棕櫚の枝を人々が手にして迎えた、と伝えられていますが、この棕櫚の木がイタリアではあまり手に入らなかったために一般市民たちはオリーブの枝で代用した」とあり
(出典不詳)
Pietro Lorenzetti [Public domain], via Wikimedia Commons
アッシジのサン·フランチェスコ聖堂 教会の左翼廊
椰子の葉、MPは、殉教者を示す。殉教者=Martire
椰子・・ヤシ科の植物の総称西洋絵画において、シュロ(実際はナツメヤシなど)は勝利および殉教を象徴する図像として描かれる。元来、戦争に勝利した軍隊が凱旋行進の際に持ち歩く姿が描かれていたが、初期キリスト教会はこれを死に対する信仰の勝利と読み替え、殉教者を意味する持物としてとりいれ、定着した。(byWikipedia)
名画への旅(2) 光は東方より |
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