Advent

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Ode to the West Wind

O wild West Wind,thou breath of Autumn's being,
Thou,from whose unseen presence the leaves dead
Are driven,like ghosts from an enchanter fleeing,

Yellow,and black,andpale,and hectic red,
Pestilence-stricken multitudes:O thou
Who chariotest to their dark wintru bed

(by Percy Bysshe Shelley,1792-1822)

Nature rarer uses yellow

Nature rarer uses yellow
Than another hue;
Saves she all of that for sunsets,
Prodigal of blue,
Spending scarlet like a woman,
Yellow she affords
Only scantly and selectly,
Like a lover's words.

(byエミリー・ディキンソン(1830-1886) http://www002.upp.so-net.ne.jp/koichi76/subj5_7_23.htm)  Nature rarer uses yellow(自然は稀にしかき色を使わない)というのはどうなのだろう むしろ春の花はなぜ黄色がこれほど多いのだろうか、というのが私の感想である。もちろん、ディキンソンの詩を貶めるのではない・・

12月5日(金)

  • 11.30.2014 - first advent sunday

advent 2014

colour:YELLOW

今年の6~7月、 ウェス・アンダーソン(Wesley Anderson)の全作品を集中的に見ていた。
ウェス・アンダーソンは1969年生れ

作品リスト
アンソニーのハッピー・モーテル(1996年) - 監督・脚本
天才マックスの世界(1998年) - 監督・脚本・製作総指揮
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年) - 監督・脚本・製作
ライフ・アクアティック(2004年) - 監督・脚本・製作
イカとクジラ(2005年) - 製作
ダージリン急行(2007年) - 監督・脚本・製作
ファンタスティック Mr.FOX(2009年) - 監督・脚本・製作
ムーンライズ・キングダム(2012年) - 監督・脚本・製作
グランド・ブダペスト・ホテル(2014年) - 監督・脚本・製作


「天才マックスの世界」から見始め、「イカとクジラ」も心に残ったけれど、なんといってもこれ
 ファンタスティック Mr.FOX
天才(!?)の父
創造的才能のある母
父に似ていないと思っている子
父に似ている従兄弟・・
人形なんですが、いつもながらにとても展開がスピーディでユニークで、
面白かったですね!
例えば、棚のねずみがおりてきたら、ものすごく大きくてびっくり!
意表を突かれる面白さですね・・


右側のが息子なのよね・・
感情移入しちゃいますよね・・

ところで、 ウェス・アンダーソンが初めて所有した本はロアルド・ダール Roald Dahl のこれであったのだという・・
それで、 そのあとロアルド・ダ―ルの本の方も網羅的に見て、何より執筆小屋に驚いた。

約1.5メートル四方の小屋という? (2014-08-04)見ると2.5メートル四方位の間違いじゃ?
2~3畳 (ちなみにもとの、1.5メートル四方というのはどこに出ていたのか失念した)

背もたれのついた、色あせた肘掛椅子に座る 両足を腰のあたりまですっぽりスリーピングバッグに入れ、
薪を詰め込んだ使い古しの旅行カバンの上にのせる 〔そのカバンは肘掛椅子にロープでくくりつけらている〕
板を3枚重ねて肘をのせられるようにした緑色の台を膝の上に置く


黄色い鉛筆6本、黄色のアメリカ製リーガル紙 電動鉛筆削りと、
コーヒーを入れた赤い魔法瓶、消しゴムのカスを払うための洋服ブラシが必需品
キャネットと照明ランプと窓の外をみえなくするカーテンもある
(ロアルド・ダール コレクション 別巻1「ダールさんってどんな人?」クリス・ポーリング 1983著(2007 灰島かり訳)

なにより、大事なものの一つ:
根気。
自分のしていることに専念し、決してあきらめないこと
毎時間、毎日、毎週、毎月、それを持続していくこと
強靭な自制心。
書く仕事は一人きり。

なるほど・・

今年、今日までに見た映画は150本位・・。見事に映画狂復活という感じ・・かっての名画座通いでなく、
宅配DVDなので、非常に省エネで便利・・・

ところで今年、文化人類学も受講しているのだが、
「人類はそのほとんどを、より長く生き、より豊かにより快適な毎日を送る事を目標としつつも、それを実現することなく生きてきた・・
現代社会はそのような人類の目標が実現されたという意味において、特殊な状況にある」という(by本田俊和先生)。
人間の個人的な医学的健康と、集団的な人類学的健康とは意味が違うという人口ピラミッドの話・・。
これもまた非常に、哲学(学問の厳しさ)だと思つつ、垣間見ている。 

「世界一素朴な質問」の中にもちょっとあったのですよね(p116)

「人はどうして永遠に生きられないの?」


i回答:リチャ―ド・ホロウェイ、 Richard Holloway(作家、コメンテーター)
==以下引用===========

もし私たちが永遠に生きられて、だれも死なないとしたら、
何年かのうちに世界は人でぎゅうぎゅう詰(づ)めになって、動くことも遊ぶことも走り回ることもできなくなってしまうでしょう。
みんなに十分行きわたるだけの食べ物はないので、まもなく世界中の食べ物を食べつくし、おなかがすいて、気分も悪くなります。
多分、何とか食べられるわずかなものをめぐって、けんかも起きるにちがいありません。
最悪なのは、生きていることがおそろいく退屈(たいくつ)で、うんざりしてくる事です。
休み時間も休みの日も卒業もない学校に、えんえんと通うようなものですからね。
ただ毎日毎日が過ぎて行って、同じことが何回も何回も起きて、いつまでもいつまでもつづいていくだけです。
わたしたちは永遠に生きられないからこそ、大人になり、子どもたちが生まれるのを楽しみに待つことができます。
そしてそれか年をとって、死んでいき、子どもたちが暮らし、大きくなって、また子どもをもつ場所をあけてあげます。
それがつぎつぎにくりかえされ、永遠につづいていくのです。

以上 by 世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え: 世界の第一人者100人が100の質問に答える
==以上引用===========

子どもの質問に答える本なのですが、回答しなければならないお年頃(~_~;)としては、ほんと、「美しい答え」でありがたい本です・・