言葉言葉言葉:猫頭のノート 花冠 |
玉響~たまゆら~、
泡沫~うたかた~
こんな日本語を見ていて、ふと思い出した言葉、「カルペ・ディエム」 …
いまを生きる という映画で記憶に残っていることばなのだが、これは
ホラーティウスの言葉なのだという。
映画 いまを生きる
『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用すると
原題の
Dead Poet Societyは
劇中の教師ジョン・キーティングがウェルトン校在学中に結成した詩読サークルで、
すべて没した古典的詩人の作品のみ読むことからつけられた。
また邦題の「いまを生きる」は劇中でキーティングが発する
ラテン語 Carpe Diem の日本語訳。厳密には「いまを生きろ」ないしは「いまを掴め」といった意味になる。
アメリカのノーベル文学賞受賞者ソール・ベローの作品に同名の Seize the Day(1956)がある。
山下 太郎さんのラテン語手引HP
ギリシア・ローマ文学について
http://www.kitashirakawa.jp/taro/lit.html
『ウィキペディア(Wikipedia)』ホラーティウス
Horace, 65 BC-8 BCホラティウス (紀元前65年 - 紀元前8年)
Quintus Horatius Flaccus, クィントゥス・ホラティウス・フラックス。古代ローマの詩人。
しばらくバーチャル古代エジプトにいたんですが、
いよいよローマ(バーチャル1000年の時空間)に入ろうと思っていますが、 塩野七生さんの新書「ローマ人への20の質問」が手引きでして…
その第一の質問が、
「ローマは軍事的にはギリシアを征服したが、
文化的には征服されたとは真実か?」…というヤツで、
これが、ホラティウスの言だというのです。
(ホラティウスの詩論は昨日届きました)
初代皇帝アウグストゥスの右腕と左腕は親友の
軍事面のアグリッパ、文化外交面のマエケナス(メセナの創始者)
そのマエケナスは解放奴隷の息子であるホラティウスのパトロンであった
ゆえに、皇帝アウグストゥスを主賓に迎えたマエケナス邸の夕食の席で
詩人ホラティウスが声を上る…「…」と
(…という状況描写…ここらへん、さもあらん、と面白い)
その一句は、「ローマ人の劣等感の証拠というより、自信と余裕に思えてならない」