byM_猫頭's アドヴェント20121215

こころをばなににたとへん
こころはあぢさゐの花
ももいろに咲く日はあれど
うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて。  

萩原朔太郎「こころ」『純情小曲集』愛憐詩篇


こんな詩を読みました。
いや困っちゃいますね。これぞ詩ですもの。 いえ、わたしは、今日は、こういう情に安住しない、もうちっと、別の情景を読みたいの。そういうわけでリクエストぉ~~!

         ヨシキリが
         大さわぎして にげまわる
         むこうから かけてくる村の人
         こちらから かけていく町の人
         みんな ひさしへ とびこんだ
         夕だちだ 夕だちだ
         空のおさらを ひっくりかえしたようだ
         雨はどうどう
         ぼくの頭から せなかのほうへ
         滝のようにながれおちた
         けれども ぼくはおどろかない へいきだ
         ぼくは水泳の帰りみち
         帽子もかぶらず まるはだかだ
         あわてる人をながめながら
         ゆうゆうと 道を歩いてきた
         そしてときどき 天のほうをむいて
         夕だちを飲んでやった

村野四郎「夕だち」


天を仰いで嘆息するのでなく・・
うんうん、意気軒高!快活なエネルギー・・!!
ところで この秋は中西進さんの本を読みました・・.
日本語の「こころ」はころころ転がる丸いものだという・・。 ヨーロッパ人には例のハート形で、であるとしても、また中国人の「心」は、正方形のものであるとしても・・・と。
今日は12月の15日目・・初詣は橿原神宮に行って、それから、奈良県立万葉記念館に行こうと思う・・(前回2010年に行ったとき休館日であった)
                                    ちなみに「大人」というのは「おとなしい」という言葉と内容が同じである。冷静な判断力・沈着な行動力を持つ人が「おとな」である・・・穏やかに物事を判断し・・・・と。(英語のジェントルマンと同じと・・)


クリスマスまであと9 日

2012年12月15日(土)

LastModified: 2012年

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