byM_猫頭's アドヴェント2013

アドヴェントカレンダー2013年-11

2013年12月11日(水)

今日は12月11日の水曜日。・・今日のクリスマスの植物は・・・・ナンキンハゼ 学名: Triadica sebifera、 (トウダイグサ科)、 英名:Chinese tallow tree、別名、トウハゼ、カンテラギ、中国名:烏臼木

ナンキンハゼ(南京櫨)



名前は南京のハゼ・・別の科のハゼノキと同様にかってはこの実からロウソクや石鹸を作る油脂(木ロウ=ジャパン・ワックス(Japan wax))を採ったという(http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-nankinhaze.htm
穂のような花の季節の様子も、ハート形の葉の紅葉も美しく面白い
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara写真もすごい


horagaiさんに教わりました

鳥に食べられて散布される果実というと、 赤いものが圧倒的に多いような印象がありますが、 実はそうでもないらしい。 亜寒帯や高山帯では赤い果実が圧倒的に多いが 冷温帯では赤と黒が半分くらい。暖温帯では黒5割 赤4割くらい。熱帯になると黒4割赤3割くらいで 黒い果実の方が多くなるそうです。 また、同じ気候帯の森林でも、高木層では黒い果実が 多く、下層に行くほど赤が増え、草本層では赤い果実が 圧倒的に多いそうです。 出典:中西弘樹,「鳥散布果実の色と大きさ」,(上田恵介(編)「種子散布―助けあいの進化論〈1〉鳥が運ぶ種子 [鳥が運ぶ種子]」築地書館,1999. pp.41-49.)

ナンキンハゼの実は赤くも黒くもなくて・・白・・・
別のハゼノキの実については[樹木の個性を知る]というシリーズ・・文:生原 喜久雄(はいばらきくお 東京農工大学 名誉教授 森林生態学)で

ハゼノキ(櫨の木、黄櫨の木)、
学名:Toxicodendron succedaneum、ウルシ科
ウルシ属の果実は褐色系で、鳥にとって色彩的にはまったく目立たない。 ハゼノキの果実の成熟は10月以降で、果実の脂肪分は成熟後の日数の経過とともに増加する。脂肪が増加した時に一斉に食べられる。落葉後でも果実は長い間食べられずに残っており、完熟しても落ちないので、種子がそれほど目立つ必要がなく、野鳥も果実に脂がのるのを待ってから食べる。


小さな木の実の色と言うと
オレンジ色や紫色もありましたね・・※鳥を呼ぶ植物
ツルウメモドキ(蔓梅擬、学名:Celastrus orbiculatus)、ニシキギ科
ムラサキシキブ(紫式部 、学名:Callicarpa japonica)、クマツヅラ科
「赤い木の実」の中には赤、ピンク、赤紫、橙なども含むようです※樹木図鑑 赤い実

売り切れですけど、斑入りもあり


LastModified: 2013年

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