そらのふかさ

「そらのふかさをのぞいてはいけない」

そらのふかさをのぞいてはいけない。
そらのふかさには、
神さまたちがめじろ押ししている。


詩集『鮫』「燈台」の出だし
金子光晴著・昭和12年(1927)


[そらのふかさをみつめてはいけない。
その眼はひかりでやきつぶされる。]
[そらのふかさからおりてくるものは、永劫にわたる権力だ。 ]

20170703