庭園:ガーデニングを考える

男庭





フルルの庭






        男庭って「オトコ流 」!?

        「他人に評価され認められる」こと

発表の機会が無いということは、とかく自己満足的で、
いい加減に終わってしまう

        「男のガーデニング」プロジェクト
        「男庭」(DANTEI)の目的は、閉鎖趣味からの解放

        他人の男庭の良さを見いだし認めることが、
        自分の「男庭」を磨く事。
                  ・・・・by Alexさん




     男庭名所100選

これはこのプロジェクトの成果ですね
まず ひこうおにさんの「小さな庭のオキテ」を読んで
おっつ(⌒ー⌒) と思って・・・・
次はねんねこさんの「うぶげがすき」をみて
もう一度、おっ〜〜〜っと
    (ちなみにお二人はご存じの通り女性です)
アルバさんの「独りよがりなお薦めの花」は前から
私もおすすめしていましたね
あえて「独りよがり」とおっしゃるところが、とても好みなのです。
モウ様んちの名所は・・葉壇じゃんごなの ですか?
なるほどね
私が選ぶとすれば・・・
青い花好き好き病とめんこいチューリップ
やっぱり おど庭あば庭・・・
和洋対決 ・木と草花・庭師の庭と自分でいじれる庭・・・

    ふふふ・・・・・(ヘ_ヘ)

花の文化園
私は 残念ながら(?)女である。
故に
「華麗で優雅なガーデニング」(?)が好きである。



「男庭」と聞いて まずイメージしたのは・・・
風景の作出と権力の誇示を含む、大きな庭。

PARK(猟園)が公園になったという・・
「私」にたいする公的な庭・・

そのようなものでした。

ヴィクトリア時代をイングリッシュガーデンの起点とすると、
コッテージガーデン以前の ランドスケープデザインである、
「正統的イングリッシュガーデン」・・それが男庭であり、
それ以後の「イングリッシュガーデン」の
有名な造園家というと、まず女性が思い浮かびます
ガートルード・ジキルを初め、まず女性です。
……
ということは、
結局、イングリッシュガーデンは女庭ではないか
…………というようなことを思ったのです。

さらに、男庭・・・というと
DIYエクステリア格闘技スコップ土木フィジカルガーデニング……
(これは丸山健二もそれでしたね )

さらに、女庭・・・・というと
うっとりため息の庭
・・・・というと・・・Zephyrus先生のにわ
しかし先生種まき派でDIY派の研究心もち・・・・・ん??

女庭の定義は
美しい部屋の延長としてのガーデニング=エクステリアです、
という感じであったのが、混乱してくる。

ん??そうだ
女庭は秘密の花園 男庭は開かれた庭 ・・・でどうだ

……いや、ここらへんにしとこ。
男庭とはなんぞや?からはじめるのでなくく
女庭の否定が男庭ということで、そこからはじめましょう・・

私には 女庭とは、マークス寿子さんが言っている
趣味=ガーデニングという名の無駄遣い
(「とんでもない母親と情ない男の国日本」 (草思社1999/01刊 )
・・ということ
かちんとくる程度に 私に真実なこと!!
それが・・・自己否定すべき「女庭」

幸福=自己満足という規定の本を
ちらっと読みましたが(by秋元康 )

自分の周りに草花の美と生命力を感じる・・・
単にそれだけでは自己満足できないということ

つまり「男庭」と言って「女庭」をおとしめる時
私が密かに密かに思っていることは
あなたの「自己満足」は空しい浪費だと

それでいいのかと、

自分の時間とお金をそこにつぎ込んで満ち足りている・・
なにが悪い!!
なにも・・・・と思いつつ、
自分だったらそこで自己満足できないという
つまりそこで私は
完全なる幸福感を得られないということなのだが・・

Alexさんの「おばさまガーデニング」否定

同様な「おばちゃんガーデニング」という言葉は
丸山健二です (「安曇野の白い庭」新潮社)

定義は「格調がない、易きに流れるおばちゃんガーデニング」。

(「夕庭」(朝日新聞社2002年5月1日刊)
「感動と希望に満ちた朝庭を二番とし
官能と陶酔に包まれる夕庭を一番としたい」 )

うむむ、スキンヘッド丸山・・・・・・
この格調の 高さというのは・・実に長野県の風土的高尚 ・・

大阪の「それがなんぼのもんじゃい」
「おとならしくない」をここにぶつけると・・
ややこしいことになるしろもの。
岩波文化とよしもと漫才ですが (長野県生まれの大阪在住の私です)


男庭はピンクを拒否して白なのさ〜〜〜っ、
男庭は黒と緑と白です、渋い庭です・・ これぞ格調です
といいたくなるのだが・・
そうでもない?
えいさんのダリアとアヤメは色鮮やかですごく
うっとり美しい・・・・・
丸山健二の「安曇野の白い庭」はやっぱり特殊物件・・・(らしい)
・・男庭はおとこいろではないのね





photo by 丸山健二
   ひもとく花新潮社 (2003/03刊)
Alexさんの「おばさまガーデニング」否定 「男庭」の雄叫び
・・「文化的創造活動」として、しかるべきクオリティを備え、
情報を発するパワーを持ち、
光り輝くモノにして行かなければならない ・・

閉鎖趣味からの解放ということに賛成です

ただし 私としては
マイホームでの研鑽やオープンガーデンではなく
マンションという集合住宅に住んでいるわけですから
より多くの人の安らぎの場をしつらえるという
そのような方向を目指して
「開かれた庭」づくりを愉しむという
自分の立場の確認ということになりました
    

(冒頭の写真は:大阪府立花の文化園という公の庭の
           白いガーデニングテーブルセットです)


ガーデニングを考えるその2(2004年12月12日)


猫頭byM 2002/04/15→補足2003/04、2004/12

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