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アドベントカレンダー2006
19 冠 |
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結婚式の話です。花嫁は天使の翼を背負い、ティアラをつける。〔…という場合もある〕一日だけまことに、彼は彼女の王であり彼女は彼の女王であった…という詩があったけ…。いや、お説ごもっとも、ちょっと世に拗ねた感じで、あまり気持ちよくもありませんが、
一日だけですか〜〜〜、そうか一日だけか…あはは(^o^;) (A・ランボーの詩です) 西洋シンボル事典―キリスト教美術の記号とイメージ 図説 世界シンボル事典 |
3つの事情 1.頭部に被る⇒超越的な意味 2・丸い⇒円が象徴する完全性や天上性と関連 3.高価な素材か供物的性格の素材⇒王や高僧の威厳の徴 用法 命の冠(ヤコブT) 義の栄冠(テモテU) マリアの戴冠…聖書にないがキリスト教美術で非常に広く普及している フランス起源(黄金伝説) 1.天使によるマリア戴冠 2・キリストによるマリア戴冠 3.神なる父によるマリア戴冠 4.三位一体によるマリア戴冠 王冠をいただいた女性の像は、対神徳である、信仰と希望、枢要徳である正義、辛抱強さ、更に教会、哲学、シナゴーグ〔斜めにかしいだ王冠を被る〕をも象徴する。 |
キリスト教美術では [主の栄光]のしるしだけでなく、 人間の到達できる最高の段階を示す 中世の彫刻では、信仰と希望、英知、それにキリスト教会〔エクレシア〕の擬人像は冠をかぶった姿で表される。 ユダヤ教の会堂(シナゴーク)の擬人像は冠を斜めにかぶり目隠しされた姿で描かれる。 ローマ教皇は三重冠(ティアラ) 五重冠は父なる神の姿を表す。 |
2つの辞典を引き比べてきて、〔他にも何冊かあるのだが、今はとりあえず2冊〕やっぱり値段が高い「図説 世界シンボル事典」に軍配だな、と思っていたが、この項は、さすが、「西洋シンボル事典―キリスト教美術の記号とイメージ」に軍配をあげる。
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