厳粛な遊び:新年カウントダウン

酒づくり名人の死

うめい酒「老春」をつくってくれた
酒づくり。
一生、酒づくりで暮らした紀翁は、死におった。
爺め、
あの世に行っても、
うめい酒をかもしているじゃろ、
―けれど、
あの世の屋台には、 李白(わし)は腰掛けていねえ。
爺め、 誰に売ろうとて酒をかもすじゃろ。

 山本和夫訳 李白(701〜762)の追悼歌

朱印

赤い旗

水村山郭 酒旗の風(杜牧「江南春」)ですが、これ、酒旗=朱旗(しゅき)だと思っていたら、ほとんどは青い色の旗ですって。
赤旗というと今年なにかとあったお隣りの中国(共産党)になってしまいますが・・
今年の赤い色が主役の旗というと・・せんとくんの旗が浮かびます

四神

今年は、平城京1300年・・ということで、奈良の年でした。 私も「奈良まほろば集印帳」を持参して、一ヶ月おきに旅に出ることにしていました。(近場にて一泊)・・・
2月は吉野山 4月は飛鳥 7月は洞川 9月は奈良町・・っと「奈良を攻略」しました

四季・・・4つのシーズン・・・というと
(四神) 玄武 白虎 青龍 朱雀
季節
方角 西
(奈良) 平城京 信貴山 飛鳥 吉野
(寺) 興福寺 朝護孫子寺 室生寺 金峯山寺
×

2月中旬・・桜の季節の前の吉野山をのんびり歩いてきましたあと、長兄が急死したという知らせ・・

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大地の哀愁

悲來乎
悲來乎
主人有酒且莫斟
聽我一曲悲來吟
悲來不吟還不笑
天下無人知我心
君有數斗酒
我有三尺琴
琴鳴酒樂兩相得
一杯不啻千鈞金
悲しみ来たるか
悲しみ来たるか
主人酒有るも且(しばら)く斟む莫(なか)れ
我が一曲悲来の吟を聴け
悲しみ来たって吟せず還(ま)た笑わず
天下 人の我が心を知るなし

李白「悲歌行」
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~mogami/mahler-erde1.html 

李白「悲歌行」による「大地の哀愁に寄せる酒の歌」(1908)
Wikipedia ※マーラー 交響曲大地の歌 マーラーの曲の訳詞にはちょっと違和感がある。
・・李白の詩とは趣が違うと思う。
李白は「酒仙」であり、こんな感じ(以下の詩)

世の中なんぞ、
夢みたいなものさ、 ―夢ったって、でっかい奴だぞ。
(略)
どうやら私の悲しい心も知らずに、世の中は、春にわきたっているようだ。
―啼いているのはウグイスか。
なるほど、亭の周りは、春爛漫だ。
そうか。それなら、そこで、あらためて一ぱいっ。
(略)
私は、盃をあげ、
高らかに歌っているうちに、
羽化登仙。私は老鶴の背にまたがって、宇宙を飛んでいる。

 山本和夫訳 李白「春に酔うて」

そういうわけで悲しくも、亡兄に感謝の祈りの2月であった

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朱雀(鳳凰・不死鳥)

  

朱雀= 南を守護する聖獣で、
四霊獣の鳳凰のこと。
Wikipedia

(左の2つ目の鳳凰はIEでは逆さになります。
揺らぐフイルターは以前のHEMLでは有効
他のブラウザではすべて無効のようです。)

 

material 幻影素材工房,arrange Charmers Cafe(リンク切れ)

※Wikipedia四神四神相応

古代マヤでは4という数字が大事で、古代中国同様、東西南北や四季を表す四神があったようです。(重要なのは2つの神だけのようですがfrom「古代マヤ・アステカ不可思議大全」 )
ところで季節の女神は3人・・ということで3月の話に続く・・・

新しめの赤いポインセチアの迫力

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2010年12月04日(土)

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