今年のテーマは星。本日は星座について・・
The double wall mural of the tomb of Senenmut.
星座の本(近藤次郎)
星の古代文字(ヒエログリフ・楔形文字・甲骨文字)
⇒n20201201.html
セネンムットの墓の天文天井
最も初期の天文学的な天井の装飾、エジプトのDeir el-Bahriの 場所にあるSenenmutの墓(テーベの墓番号353)にさかのぼることができる。墓と天井の装飾は、古代エジプトの第18王朝(紀元前1473年頃)
wikipedia
古代エジプトで作り出したイメージは、私にも,今もやはり興味深い。
Senenmout-constellationsセネンムット(センエンムウト)の墓の天文天井(一部拡大図)
「図に見られる主な人物や星のいくつかは、シリウス、オリオン、おおぐま座、ドラコ(「背中にワニがいるカバとして描かれている可能性があります」)
上記のwikipediaの説明文だが、いまいち不明な、「ドラコ」・・背中にワニのいるカバ!?ですか‥!
ドラコはドラゴンのラテン語という・・
星座名は「りゅう座」。ドラゴンは竜だから、それは良いが、やっぱり、背中にワニのいるカバとは、いまいちわからない。
※カバ(河馬、Hippopotamus amphibius)wikipedia
この青いカバのマグネットの人気のルーブル土産は、私も
買って持っている事は持っている・・
@myPC 20201202
Taweret, an ancient Egyptian hippo goddess of pregnancy and motherhood.
※wikipedia
「主に直立した雌の河馬の姿で描かれる。
手には護符、河馬の頭、獅子の脚、鰐の背と尾、そして大きく垂れ下がった乳房を持つ人間として描かれることもある。
カバは、古代エジプト人に恐れられた動物だったが、出産の神として広く信仰を集めた。逆に王家からは重視されず、大きな神殿や神話は残されなかった。」
上記の図を見て、ようやく「背中にワニのいるカバ」については、ほぼ了解した・・。また、ドラコの、セネンムットの墓の天文天井での位置付けの大きさは、
「りゅう座アルファ星(αドラコニス)は、紀元前3942年からうしかい座シータ星よりさらに北に移動した紀元前1793年まで、北極星でした」(en.wikipedia)ということで。
※復習:エジプトの歴史
https://www.kirin.co.jp/entertainment/daigaku/
Standing Hippopotamus MET L. 20 c×W. 7.5 cm
circa 1961 –1878 B.C.
Period: Middle Kingdom
,Dynasty: Dynasty 12
メトロポリタン美術館の非公式マスコットである
エジプト中王国時代のカバのウィリアム
※エジプト考古学博物館の青いカバ
https://ameblo.jp/fortunejourney/entry-12617703738.html
上記のサイトの話「なにげにルーブル、メトロポリタン、大英博物館などにも兄弟がいる
ワールドワイドな青いカバ。
家庭と出産を司るカバの女神タウエレトと同一視される
災いをはねのけ、幸運と安全のお守りでもある青いカバ。 」
※青カバ(ウィリアム君)好きの方の話
http://pocomom12.blog.fc2.com/blog-category-14.html
本日のテーマ、星座に戻ろう。
星座( constellation)は、天球を赤経・赤緯の線に沿った境界線で区切った領域のこと。かつては、複数の恒星が天球上に占める見かけの配置を、その特徴から連想した人、神、動物、物などさまざまな事物の名前で呼んだものであった。(wikipedia)
Stick Figure棒人間
多くの初期の文明では、星のグループを点を結ぶ 棒人間のパターンで関連付けた。
北天星座 (21星座) | 黄道星座 (12星座) | 南天星座 (15星座) |
大変詳細によくまとめられたプラネタリウム天文情報(by大崎生涯学習センター プラネタリウム館)のHPコンテンツの
「星座」の歴史から、以下引用
「紀元前3世紀末になると、ソロイで医師・詩人として活躍したアラトス(BC315~240)が登場します。彼はこれよりも前の天文学者エウドクソスなどの天文学書を1154行に韻文化した『ファイノメナ』を書きました。その中で、ギリシャからみえる44個の星座、これは当時知られていたすべての星座であり、その形や出没、星座神話をめぐる長編の詩。現在知られる星座の多くが含まれ、これが後にラテン語化されローマ文化圏に及んでいくという、画期的な星座解説書となります。」
アラトスが描いたギリシア初期の星座
<北天19星座>
おおぐま・こぐま・うしかい・りゅう・ケフェウス・カシオペヤ・アンドロメダ・ペルセウス・さんかく・ペガスス・いるか・ぎょしゃ・ヘルクレス・こと・はくちょう・わし・や・かんむり・へびつかい(へびを含む)
<黄道13星座>
おひつじ・おうし・ふたご・かに・しし・おとめ・てんびん・さそり・いて・やぎ・みずがめ・うお・プレアデス
<南天12星座>
オリオン・いぬ・うさぎ・アルゴ・くじら・エリダヌス・みなみのうお・さいだん・ケンタウルス(おおかみを含む)・うみへび・こっぷ・からす
*へびつかいとへび、ケンタウルスとおおかみを分離させたのは、ヒッパルコスやプトレマイオス。プトレマイオスの48星座にあるこうま座には触れていない。
88星座図鑑https://www.study-style.com/seiza/zukan.html
天球を背負うアトラスでなく、天文学者のアトラスで・・それもBC3世紀末の人であるというが、wikipediaでは出こないようだ・・
そういえば、男性柱=テラモンをアトラスともいうがこれも、支える人であった・・
アトラス (建築)wikipedia
自サイト→https://www.karakusamon.com/2014k/caryatid.html
以下は、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の中の星の名セリフ・・
次は、星座の一つ、アンドロメダ座を見ます。
Two of the fairest stars in all the heaven,
Having some business, do entreat her eyes
To twinkle in their spheres till they return.
満天の星の中で最も美しい二つの星が、
用事があって、
出かけている間、彼らのスフィアに彼女の眼の中で輝いているように懇願した。
https://bymn.xsrv.jp/bungaku/rj/060114.html
今年の振り返り:放送大学では、「舞台芸術」の講義をとって、シェイクスピアが、結末を改作される憂き目にあった暗黒の時代があったということを知った・・
今年は思いがけない災いの「人類の試練の年」で、授業だけでなく、試験などもオンラインとなり、意気が上がらず、1学期は試験を受けず・・。
二学期に入り一応、熟(こな)すことは拙速でこなした(というレベル)。
平成25(2013)年から大学院レベル4年
+平成29(2017)年から大学レベルで4年経過。
来年も続ける予定だが、何の講義をとろうか・・。
「世界文学の古典を読む(’20)」にしようかと思っている・・
歴史科目もまだ取れる・・
「都市から見るヨーロッパ史(’21)」「現代東アジアの政治と社会(’20)」「 ヨーロッパ政治史(’20)」・・
新設科目は以下・・
https://info.ouj.ac.jp/ouj/modules/kyozaipdf/kyozaipdf.html