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![]() 永青文庫蔵 重要文化財 『 黒き猫図 』 1910 (明治43年) 菱田春草は長野県飯田に生まれ、 1890年東京美術学校に入学して橋本雅邦らの指導を受けました。 下村観山・横山大観と共に、その才能を岡倉天心に認められ、 帝国博物館での古画模写事業に携わりました。 96年東京美術学校の教員を委嘱されましたが、 98年の美術学校の内紛で辞職した岡倉天心校長に殉じて退職し 同年設立された日本美術院の正員となりました。 朦朧体とよばれる画風で、従来の日本画には見られない空間表現を試みるなど 岡倉天心の理想をする新日本画の想像に情熱を傾けました。 朦朧体とは線描を使わず、絵の具をつけないで空刷毛でぼかす彩描によって 空気や光を表現しようとするもので、 天心の指導と洋画の外光派に刺激されたといわれます。 |
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![]() この絵は葉がところどころに緑を残しながら黄ばみ、 虫食いなどのいたみもこまやかに描かれています。 (「新潮日本美術文庫」尾崎正明) |
2003年11月9日の第5回緑・花文化の知識認定試験の
問題
問74がこの、菱田春草の晩年の代表作「黒き猫」について この作品で猫がうずくまっている樹木は何でしょうか。 この植物名を下記の中から選び番号で答えなさい。 1クヌギ 2クリ 3ウバメガシ 4カシワ 5シラカシ この辺りをマウスでなでると答えが出ます→ |
答 4 |