座右の銘 33
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拙速を尊ぶ
兵は拙速を尚ぶと云うが、兵のみではない。多くの事は拙速を貴んで居る。巧みでも遅くては必要がなくなって仕舞う。熟考の上でとか、篤と考えてとか云う事はせぬ方に慣れを作るが宜い。
by三宅雪嶺(1860~1945年)
『日本人論』(芳賀矢一と共著)