言葉言葉言葉:猫頭のノート 花冠

       

人生で大切なことは好きなことをする時間(p57)

基本的に頭を使う人の労働は一回に集中できる時間が2時間程度であり、2時間×3コマか4コマが一日の限界。
長時間労働は歪んだ慣行。
「人・本・旅」のライフスタイルを定着させることが老後の孤独をなくすことにつながる。自己投資が重要。
(出口治明著『還暦からの底力 歴史・ひと・旅に学ぶ生き方』p75)

死んだら星のかけらに戻るだけ、恐れても仕方がない。(P76)

僕のモットー 「迷ったらやる。迷ったら買う。迷ったら行く」
 (出口治明 p234)

「今生きている人で訳の分からない話をする人には二通りある。物事の本質を理解していないか、ある程度は理解しているが格好をつけるためにわざと難しい言葉を使っているかどちらかで、どちらにしてもロクなもんじゃない」 
by高坂正堯(from出口治明p59)
分かりやすいということに最大の価値を置く。シンプルにとらええたほうがよい。

「『愚痴を言う』、『他人を妬む』、『誰かに評価して欲しいと願う』‥人生を無駄にしたければ、この3つをどうぞ」byちきりん(from出口治明p65)


「私のような大学も出ていない年をとった無知な女でも、まだ道端に咲いている花の名前を一日に一つぐらいは覚えることができる。一つ名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。その分だけ人生と世界は単純になる。だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい」byココ・シャネル(from出口治明p233)

意思決定の三つの鏡・・・「銅の鏡」(自分の心身の状態のチェックする)「歴史の鏡」(過去の出来事を学ぶ)「人の鏡」(部下の直言や諫言(かんげん))を受け入れる
『貞観政要』太宗(from出口治明p240)


人生の楽しみは喜怒哀楽で決まります!
こんな時代だからこそ、元気にいきましょう!
本書には出口さんのように元気に生きるヒントが満載です。

本書の主な内容(見出し)
・悲観論は歴史的に全敗している
・置かれた場所で咲けなかったら
・清盛・義満・信長に学ぶ生き方
・定年制も敬老の日もいらない
・老後に資金はいらない
・高齢者は次世代のために生きている
・人生で絶対に読むべき6冊の本
・人間はいい加減で猪八戒のような存在
・一番の親孝行は「親に楽をさせない」こと
・「数字・ファクト・ロジック」が重要な理由
・長く続いた伝統と慣習は大切にする
・「飯・風呂・寝る」から「人・本・旅」の人生へ

・人生は愛情や友情の獲得競争
・人とのつながりは「自分」というコンテンツ次第
・教養は「おいしい人生」を楽しむためにある
・考える力をつけるにはまず「古典の型をまねる
・歴史が示す学びとダイバーシティ(多様性)の重要性
・年齢の縛りから自由になる
担当編集者より
立命館APU学長に就任した出口治明氏の今までの歴史書、読書論、ビジネス書とは一線を異にする本です。50代から新しく事業を展開し、還暦後も豊かな交流関係、幅広い視点からの講演活動等、業界内外から篤い信頼を寄せられる氏の満を持した本書です。 本書の主題である「還暦後の人生を充実させる考え方」は、「飯・風呂・寝る」の会社人生から脱却することを提案し、
「60歳は折り返し地点」に過ぎないと新しい生き方に一歩を踏み出す高齢者へのエールでもあります。 「還暦後」と謳ったのには、理由があります。定年制廃止を訴える氏の意思を強く反映させるためです。 出口学
長ならではの思想・哲学をベースに、還暦後の底力の付け方を独特のおおらかな語り口で伝授します。 還暦後(定年後)のみならず、現役のビジネスマン、学生にも役に立つ本です。
●著者紹介
1948年、三重県に生まれる。京都大学法学部卒。1972年、日本生命相互会社入社。国際業務部長などを経て2000年に退社。同年、ネットライフ企画株式会社を設立、2008年にライフネット生命保険株式会社と社名を改名し、社長に就任する。10年が過ぎた2018年、ライフネット生命保険株式会社の創業者の名を残し立命館APU学長に就任、実業界からの異例の転身を図る。 主たる著書に『「全世界史講義1、2』(新潮社)、『部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書』(KADOKAWA)、『教養は児童書で学べ』(光文社新書)、『人類5000年史1』(ちくま新書)など多数ある。

ブログ(興味シンシン)には、19世紀の紀行家イザベラ・バードと絶対読むべき6冊の古典をあげた・・20210914