ニーチェ

  

夜のための音楽と月 

夜のための音楽と月
わたしたちはどうして音楽を愛し、夜空の月を愛するのだろう。
たぶん、音楽も月光もわたしたちの夜を美しく照らしてくれるから。
我が心に訪れるいくつもの暗い夜を。

「人間的、あまりに人間的」「漂泊者とその影」

気分を上げてから事をなせ

  
ささいなこととでいい。何か一つのきっかけでも掴んで自分を幸せ よ。できる限り、機嫌よくあれ。気分上々にせよ。
そうして、自分が本当にしたいことをなすがいい。

『生成の無垢』「道徳哲学」

悲しみを忘れさせてくれるもの

  
「時が悲しみを忘れさせてくれる」と世間では言う。しかし実際には、 時間は人のために何かをしてくれるというわけではない。
では、何が悲しみを忘れさせてくれるのだろう。それは、生活の中に ある個々の小さな楽しみや嬉しさ、こまごまとした満足などだ。
それらがたくさん積み重なって、人の悲しみや痛みはいつしか薄れ、 遠くなってゆく。

「生成の無垢」「認識論/自然哲学/人間学」

痛みは船長の声

人は船だ。人の心身は船だ。
その船が危うくなったとき、苦痛が生まれる。痛みがあるとき、体の 船長の警戒命令が強く発せられている。
「帆をたため!」と。
難破しないためにも船長の言うとおりにしなければならない。
そしてまた嵐が去ったときに帆を高く広く張り、洋々と船を進めてい けばよいのだ。

「悦ばしき知識』

 

20260411 (土)

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