Introduction byMyself
猫と図像事典の愛好家、文化渉猟家。
文系猫頭で、猫の額サイズの脳のであると、謙遜で(笑)言っていたはずであったが、困ったことに年とともにそれが現実化しつつある。
さらに、2020年からコロナ禍で閉じ込められ、クルミの殻(?)の中に閉じ込められた気分・・!?
クルミの実は脳髄に似ている。
「あらゆる伝承において、クルミの実の食用にできる部分は、まさにその渦巻とともに脳の半球を連想させるものである。」(『世界樹木神話』(ジャック・ブロス)第6章「カリュアとクルミの樹」p294)
https://www.karakusamon.com/ki_jacques_brosse.html
クルミの殻―『ハムレット』2幕2場
(ハムレットのセリフ)
俺はクルミの殻に閉じ込められても、
無限の宇宙を支配する王者だと思っておれる。
ただ 悪い夢さえ見なければ。Ham.
O God, I could be bounded in a nutshell, andcount my self a King of infinite space; were it not that
I haue bad dreames.
未亡人となってから、毎年6月の海外一人旅は、自由と幸福感を感じさせられるイベントでした。「一人在る幸福並びに不幸」
しかし・・・それが、突如として、不可能に。
2020年からは、海外への旅に出られない分、一人旅の再整理(画像追加)をしていました。
ただいまは2023年2月中旬。今年の6月の旅の計画は・・まだ、立っていない。そろそろよさそうですが、老化で、目の不調も加わりました。
(別の特設サイトへのリンクをここでも出しておきます)
(単なる画像置き場)
* 2017年(5/24~6/16)伊太利亜羅馬浪漫
**2018年(6/15~6/28)仏蘭西パリ周辺
***2019年(5/31~6/25)仏蘭西ロマネスク
その後ようやく・・
旅の復活・・

2023年5月31日から6月14日、ドイツに行ってきました。4年ぶりの旅。
旅の目的の一つはゲーテの墓参りで、ワイマールに・・
上は、ゲーテの亡くなった部屋の外の庭です。

右端が亡くなった部屋で
下は、その室内・・
よく本で見ていましたが、狭い空間なので驚きました。ドイツの家は小さな部屋がいくつもある感じです・・

それからいよいよゲーテの墓参りに・・



ゲーテの棺(右はシラーの棺)

次はどこまで歩こうか・・・
おお自由よ、無傷な魂などどこにあろう・・っと、昔覚えた詩・・
・・今後も同様に生きるだろう・・
文系猫頭のWEBサイト作り
当初のコンテンツは ”言葉言葉言葉”〈byシェイクスピア〉
その後の海外の一人旅でも、文学者の後を追うことが多い・・
パリの辻邦生旧宅(※)を訪ねたり、ゲーテのイタリア紀行を踏まえたり、ローマのキーツ(John Keats)の墓参りをしたり、ラヴェンナのダンテの墓まりをしたり・・・
言葉の芸術:文学、異文化の建築と図像との接近遭遇を主とし、
厳粛な時の経過の記憶・カウントダウンをしてきました。

