クリスマスカウントダウン201112月3日(土)
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![]() 木の実 |
君や知る、レモン花咲く国、 暗き葉陰に黄金のオレンジの輝き、 なごやかな風、青空より吹き、 銀梅花は静かに、月桂樹は高くそびゆ。 君や知る、かしこ。かなたへ、かなたへ! 君と共に行かまし、あわれ、わがいとしき人よ。 君や知る、かの家。柱並びに屋根高く、 広間は輝き、居間はほの明るく、 大理石像はわが面を見つむ、 かなしき子よ、いかなるつらきことのあるや、と。 君や知る、かしこ。 かなたへ、かなたへ! 君と共に行かまし、あわれ、わが頼りの君よ。 君や知る、かの山と雲のかけ橋を。 騾馬は霧の中に道を求め、 洞穴に住むや古龍の群れ。 岩は崩れ、滝水に洗わる。 君や知る、かしこ。 かなたへ!かなたへ! わが道は行く。あわれ、父上よ、共に行かまし!
君知るや南の国、シトロンの花咲き くらき茂みに黄金のオレンジは燃え 風やわらかく青き空よりそよぎつ ミルテはしずかにローレルはそびゆ。
竹山道雄の訳
君よ知るや南の国 樹々は実り 花は咲ける 風はのどけく 鳥は歌い 時をわかず 胡蝶舞い舞う 光 充ちて めぐみあふれ 春はつきず 空は青き ああ 恋しき邦へ 逃れかえる よすがもなし わがなつかしの 故郷 希望充てるくに 心あこがるる わが故郷
(堀内敬三 訳詩)故郷<イタリア>
其一 レモンの木は花さきくらき林の中に こがね色したる柑子は枝もたわゝにみのり 青く晴れし空よりしづやかに風吹き ミルテの木はしづかにラウレルの木は高く くもにそびえて立てる国をしるやかなたへ 君と共にゆかまし 其二 高きはしらの上にやすくすわれる屋根は そらたかくそはたちひろき間もせまき間も 皆ひかりかゝやきて人かたしたる石は ゑみつゝおのれを見てあないとほしき子よと なくさむるなつかしき家をしるやかなたへ 君と共にゆかまし 其三 立ちわたる霧のうちに驢馬は道をたづねて いなゝきつゝさまよひひろきほらの中には いと年経たる龍の所えがほにすまひ 岩より岩をつたひしら波のゆきかへる かのなつかしき山の道をしるやかなたへ 君と共にゆかまし
森鴎外 訳詩集『於母影』(1889年)
「ミニヨンの歌」(鴎外の妹小金井喜美子訳といわれる)
Es war die Nachtigall, und nicht die Lerche, die eben jetzt dein banges Ohr durchdrang. Sie singt des Nachts auf dem Granatbaum dort. Glaub, Lieber, mir: es war die Nachtigall.
(Julia, 3. Akt, Szene 5)http://www.tcwords.com/category/buchzitate
種なしざくろってどういうものでしょう?あまり実つきはよいものでないようですね・・