「猫又」ニ尾の猫とは?


鳥山石燕『画図百鬼夜行』1776年(安永5年)刊より(Wikipedia)

2013-08-27

この夏は畠中恵さんの小説をたくさん読んだ・・やはり(笑)、猫好きでいらっしゃるご様子。 2012年11月刊の「けさくしゃ」(戯作者柳亭種彦?) 装画はニ尾の猫by森美夏さんでしたが、これが気になるので以下に画を引用します。
ニ尾の猫
九尾の狐は玉藻の前であった・・
→ニ尾の猫とは?
「猫又」の別名扱いのようだ・・・夏の怪(~_~;)であるか・・

■Wikipediaには「ニ尾」の項目はないが、一般に猫又の「又」は尾が二又に分かれていることが語源といわれる」説があると猫又の項にあり、カナダで2本の尾をもつ猫の写真が撮られたともある。


■日本の妖怪で「猫又」といわれる尻尾が二又に分かれた猫の妖怪( Yahoo!知恵袋


尾獣 (びじゅう) 『NARUTO』に出てくるキーワード。「二尾 又旅(またたび) 雲隠れの尾獣で水墨画のような猫又。」

「猫又」と言うと思い浮かぶのは、『徒然草』(の笑い話)

徒然草 第89段
「奥山に、猫またといふものありて、人を食ふなる」と人の言ひけるに、「山ならねども、これらにも 猫のへあがりて、猫またになりて、人とることはあなるものを」といふ者あり(中略)連歌しける法師の、行願寺の辺にありけるが(中略)「助けよや、猫またよやよや」(中略) 飼ひける犬の、暗けれど、主を知りて、飛び付きたりけるとぞ。

山奥でなくても、年を取った猫は人を食う・・と・・
ここでは、単に「化け猫」であるか、形については不明・・Wikipedia

 鳥山石燕:妖怪絵師
「現代日本人の妖怪のイメージは漫画家水木しげるの画に拠るところが大きいが、その画も石燕の作品に取材したものが少なくなく、
日本人の思い描く妖怪の原型は石燕の著作に端を発する
高田衛 監修、稲田篤信・田中直日 編 『鳥山石燕 画図百鬼夜行』 国書刊行会、1992年
荒俣宏・水木しげる・京極夏彦ほか 『怪 vol.0018』
角川書店、2005年

図説 百鬼夜行絵巻をよむ (ふくろうの本) 田中 貴子 , 澁澤 龍彦 , 小松 和彦 , 花田 清輝 (著)

講談社学術文庫他


柳田 國男  小松 和彦

二つの尾をもつ猫・・まずはここから・・

猫又-検索

■「古くは猫又の毛の色は黄色と信じられ、金花猫とも呼ばれたという。」
■「【名家のお家騒動にからんだ化け猫騒ぎ】はひとつのパターン」

※from「不思議好き人間」

猫又と九尾狐はどっちが強い
金毛九尾の狐が、中国でも日本でも国を滅ぼそうとした最強の妖怪という事になっています。なにせ三千年も前から怖がられていますからね。」

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