今年のテーマは星。 一昨日は星座を見て、今日はその中で、星座の物語と言うと、この半神の英雄が出てこない星座は無いかのように思えるヘラクレスを見ます。
勇者ヘーラクレースは、大神ゼウスが王女アルクメーネーとの間にもうけた子で、王になる予定であったが、例によってゼウスの妻の女神ヘーラーの横槍が入り、王になれなかった。勇者でありながら、その後もヘラに生活の邪魔をされ失敗続きだったが、12の冒険を成し遂げ、神となり星座の仲間入りをした。
しし座、うみへび座、かに座、りゅう座などの星座が、ヘーラクレースの12の冒険と関係が深い。wikipedia
ネメアーの獅子→しし座
レルネーのヒュドラ―→ウミヘビ座
(ヒュドラ―の友)化け蟹カルキノス→かに座
エリュマントスの猪→いて座
ヘスペリデスのリンゴを守るラードーン→りゅう座
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星座の物語と言うと、ヘラクレスが出てこない星座は無いかのように思えるこの半神の英雄自体は北天の星座に。
そして、ミルキーウェイの物語も・・
「天の川は天の川銀河と呼ばれる巨大な天体。
わたしたちの太陽系は、天の川銀河の中にある。
天の川は天の川銀河という大集団を内側から見たもの。」
「新・天文学入門」(嶺重慎著岩波ジュニア新書2015)p123
この絵がただ今大阪に来ています
ロンドンナショナルギャラリー展
国立国際美術館(大阪・中之島)
2020年11月3日(火・祝)〜2021年1月31日(日)の会期中に行きたいと思っていますが、ただいままさに大阪では「不要不急の外出自粛」要請があり・・という状況です。
ヘーラクレースの誕生後、ゼウスはヘーラクレースに不死の力を与えようとして、眠っているヘーラーの乳を吸わせた。ヘーラクレースが乳を吸う力が強く、痛みに目覚めたヘーラーは赤ん坊を突き放した。
このとき飛び散った乳が天の川(galaxyは「乳のサイクル」Milky Wayは「乳の道」)になったという。(ヘラクレスwikipedia)
ヘーラーの母乳は飲んだ人間の肉体を不死身に変える力があり、ヘーラクレースもこれを飲んだために乳児時代から驚異的な怪力を発揮できた。また、この時にヘーラクレースの母乳を吸う力があまりにも強かったため、ヘーラーはヘーラクレースを突き飛ばし、その際に飛び散ったヘーラーの母乳が天の川になった。なお、ヘーラクレースはヘーラーの子ではないが、「ヘーラーの栄光」という意味の名を持つ。ヘーラクレースが神の座に着く時、ヘーラーは娘のヘーベーを妻に与えた。
(ヘーラーwikipedia)
上記wikipediaには、また、ヘラクレスは「古代オリンピックの創始者」とあった。
今年の「東京オリンピック2020」(^-^;それどころではない年であった。
公式サイトhttps://ticket.tokyo2020.org/
古代エジプト人は「天の川」を天空にかがみこんでいる女神ヌ(ー)トの身体と考えた。(「天と地のドラマ」p19)
Nut
指先と足先だけで大地(ゲブ)に触れ、弓なりになった腹部に星が輝き(天の川)、シュー(大気)がこれを支える。wikipedia
中国や日本では牽牛と織女の物語で知られる天の川。川とイメージされる地域もあれば、道とするものもある。
メソアメリカでは天の川の神としてミシュコアトルがいる。名前の意味は「雲の蛇」である。手には束ねた矢と仕留めた獲物を入れた籠を持つ。この神はきりもみ式の発刊法を発明したり、火打石で火を起こす方法を人間に伝えた神である。(『神のかたち図鑑』松村一男・平藤喜久子監修 白水社2016)
次は、「黄道十二宮」を見たいと思いましたが、その前にもう少し星座を見ておきます。アンドロメダの母カシオペア、父ケフェウス・・(北天の星座)