アドベントカレンダー

20201211

今年のテーマは星。黄道12宮の中の3つの星座・「火」のサインを見ます。
本日のケンタウロス=半人半馬というか、人頭獣身、獣頭人身は、私の1テーマなので、ちょっと長くなりそう‥

「火」のサイン(黄道十二宮)

サイン(占星術)十二宮

正式名・読み仮名・ラテン語式英名 星座による
一般的名称
記号 太陽が通過する期間(おおよそ)
画像 文字 トロピカル方式 サイデリアル方式
白羊宮 はくようきゅう Aries おひつじ座 Aries.svg 3月21日 – 4月14日 –
獅子宮 ししきゅう Leo しし座 Leo.svg 7月23日 – 8月17日 –
人馬宮 じんばきゅう Sagittarius いて座 Sagittarius.svg 11月23日 – 12月16日 –

Sagittarius (♐︎)

ケンタウルス座

人馬宮(じんばきゅう)は、黄道十二宮の9番目
四大元素の火に関係していて、白羊宮・獅子宮と一緒に火のサインに分類される。対極のサインは双児宮である
(wikipedia)

古代メソポタミアでは、紀元前5千年紀に成立した最も古い星座の1つである。人頭牛身とされ、ケンタウルスに似た2腕4脚、または、直立した2腕2脚の姿に描かれた。(✳半人半馬でない!?)
紀元前3千年紀後半にはイノシシ (the Wild Boar) に変化した。
この星座は紀元前4世紀のエウドクソスと紀元前3世紀のアラトスによる言及がある。
プトレマイオスは、この星座の37の星のカタログを作った。現在はギリシャからこれらの星を見ることは困難だが、プトレマイオスの時代には歳差運動による地軸の向きの関係で見ることができたと考えられている。(ja.wikipedia ケンタウロス座 閲覧20201211)

✳参照は近藤二郎『わかってきた星座神話の起源 古代メソポタミアの星座』 (誠文堂新光社、2010年12月30日刊)とある。

ケンタウロス座というと、まず、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を思い出す・・wikipedia

※目についたサイト:宮沢賢治の里より
https://blog.goo.ne.jp/suzukikeimori/
ケンタウル祭り青い明かりのついた烏瓜を川に流す祭り」

ケンタウロスSagittariusであるが、Sagittarius (constellation)とSagittarius (astrology)で、前者は人馬宮(占星術)、後者は射手座(星座)と訳される。

それとは別に、ギリシア神話の ケンタウロスは・・

ケンタウロス(セントール)

ケンタウロス(古希: Κένταυρος、ラテン語: Centaurus) とは、ギリシア神話に登場する半人半獣の種族の名前である。馬の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしている。

Pabilsag  パビルサグ

n20201201.html#centaurus

イクシーオーンとヘーラーの姿をした雲ネペレーとの間に産まれたとも、その間の息子であるケンタウロス(人名)が牝馬と交わり産まれた種族ともいわれる。
ケンタウロス像の起源は東方の騎馬民族であるスキタイ人と戦ったギリシア人が、彼らを怪物視したものだという説がある。すなわち、ケンタウロスは乗馬文化を持たない者が騎馬民族を見て怪物と見間違い、生まれたのではないかという訳である。ただし、この説は疑問視する意見も多い。
また、ケンタウロスという名前の語源は「牛殺し」だという説がある(「刺し貫く牡牛」だとする意見もある)。
また、ケンタウロスは「牡牛を駆け集める者」の意であり、テッサリアに住んでいた原始の牧夫の集団がモデルではないかという説がある。(wikipedia

Centaurセントール
https://en.wikipedia.org/wiki/Centaur

Nikosthenic amphora Pamphaios Louvre G3

The centaur Chiron holding the child Achilles
and a hare at the end of a stick,
side B of a ca 525-515 BC red-figure Nikosthenic neck-amphora.
From Etruria. ルーヴル美術館蔵Musée du Louvre:Inventory

Sandro Botticelli - Pallade e il centauro - Google Art Project
Sandro Botticelli - Pallade e il centauro -
Pallas and Centaur (1482–83)

この絵では、ケンタウロスがお気の毒。
「パラス・アテナは、知恵、戦い、芸術など多くを守護する処女女神。一方、ケンタウロスは制御されていない情熱、欲望、官能性に関連しており、したがって 少なくとも情欲に対する貞潔・理性の勝利を表している」
(パラスとケンタウロス ja.wikipedia)

ここで、別の文献を見てみた。
白水社の『星の文化史事典』(出雲晶子編著2012)
この本は文献掲載数278で、近藤二郎さんの本も参照している。(増補新版(2019年11月刊)が出たようだ)・・

ケンタウルス座
古代メソポタミアでは、ケンタウロスは半人半馬の、想像上の生物であるが、いて座もまたケンタウロスが描かれている。最初は射手座のケンタウロスがミューズのお供のクロテス、ケンタウロス座は賢人のケイローンだったが、次第にいて座の方が、ケイローン、ケンタウロス座は無名のケンタウロスとなっていたようである。(『星の文化史事典』)

「古代メソポタミアでは、ケンタウロスは半人半馬の、想像上の生物」とあり、半人半牛としていない。!?
言及のクロトス(en.wikipedia)をみると、ギリシャ神話の、KrotosまたはCrotusは 半人半馬であった・・

Aratea 52v

de.wikipedia/Krotosでは、クロトスはパンの息子で、パンは人間の上半身と雄羊またはビリーヤギの下半身のハイブリッド。・・ヤギですか‥
あと、古天文学というサイトを発見して、みてみたが、ここでも馬のようだ・・!?
http://www.kotenmon.com/era/28_sagittaire.html

✳近藤二郎さんの『わかってきた星座神話の起源 古代メソポタミアの星座』を読んでみることにします・・

ラマッス(Lamassu)

Louvre room 229-Khorsabad-19676 AO0004.002

古代メソポタミアでは、ケンタウロスは、人頭牛身であったのかどうか・・・とにかく、後ほど、近藤二郎さんの本を参照します。

人頭牛身というと、
ラマッス(Lamassu)像は、有翼人面の牡牛像だ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Lamassu には、以下のことも書いてあり・・(閲覧日は全て当日)
Lamassu represent the zodiacs, parent-stars, or constellations. ( Lamassuは、黄道帯、親星、または星座を表す。 ) 関連するのだろうか‥

人頭牛身関連で、おまけすると、
件(くだん)は、19世紀前半ごろから日本各地で知られる妖怪。「件」(=人+牛)の文字通り、半人半牛の姿をした妖怪として知られている・・とwikipediaに。
新しめです・・

祖にしても、ケンタウロスというと、しばらくテーマでした。
2015k/centaurus.html
己の獸性と闘うケンタウロス、などという見解、
不可能な骨格・・など、フムフム((笑))っと・・

自サイトまとめは→2020k/centaurus_matome.html
に。(やっぱり浅いです)

不可能な骨格の話ですが、

Centaur skeleton
"The Centaur of Tymfi". Centaur skeleton prepared and articulated by Skulls
Unlimited International as a work for hire commissioned by Bill Willers.
http://karapaia.com/archives/52199044.html

上の骨格だとありうるのか!?

ケンタウロスの内臓!?
本来の馬の首が人間の上半身であること・・
https://lineblog.me/go5datakeshi/archives/1054169.html

逆ケンタウロス
http://www7b.biglobe.ne.jp/~unk/1909/unk-1909.html


セントールの悩み (リュウコミックス) | 村山 慶

「12星座は4つのエレメントに分類されます。
それは火、地、風、水の4元素。
(火はFire 土はEarth 風はAir 水はWater)」
・火のエレメント 火は上へ昇る性質がありますね。向上心が強く何事にも積極的です。 また、火は活力の象徴でもあります。 ワクワクした冒険や刺激的な事が好き。 与えられた枠から飛び出したいという欲求も強く、未だ見ぬ世界へ憧れます。
http://www.horoscope-tarot.net/colum/horo/03.html

目についたサイト:https://ameblo.jp/25juqrdlo/entry-12581094960.html

だんだんあやうくなるので。検索はこの辺で。

「現在占星術は一般的なブームになっている。
占星術は、私たちをして私たち自身を知らしめる多くの伝統の中のひとつである。」
(『占星術 天と地のドラマ』ウォレン・ケント p64)

このくらいの言い方で。残りの宮(サイン)を見ておきます。

Aries ♈

白羊宮

Francesco del Cossa 013
フランチェスコ・デル・コッサFrancesco del Cossaの
アリエル(フレスコ画)it.wikipedia./Palazzo_Schifanoia
wikimediaにこの人のフレスコ画像がたくさんあり、
これも、後で見ていこうと思う・・ Palazzo Schifanoia (Ferrara)

Leo ♌

獅子宮

Zodiaque Amiens 05

ND-Amiens agreste3
Facade de ND d'Amiens : Signes du zodiaque (Cancer/ Lion/ Vierge) et occupations agrestes
アミアン大聖堂のSaint-Firminポータルの左側にあるフリーズ

アミアン大聖堂の干支(fr.wikipedia):サンフィルミンポータル(左側の北ポータル)にあるメインファサードの基礎にある一連の浅浮き彫り。
四葉の形で刻まれた一連のメダリオンとして提示され、干支の徴と月の作品との間の対応を確立する農業カレンダーを示す。上の図は黄道帯の記号であり、下の図は対応する月の作品を表している。

アミアンのノートルダム大聖堂にはまだ行っていない。
ゴシック建築は、歴史的区分としては1150年頃から1500年頃までの時代というが、気持ちが向くのはロマネスク時代で、次の時代にはなかなか到達できない。
・・とは言うものの、カテドラルはヨーロッパの建築の根であるから、サン・ドニ、シャルトル以下「大聖堂」には、結構遭遇してしまった・・
wikipediaにある、有名なゴシック聖堂は 以下の6
 
サン=ドニ大聖堂
 、ノートルダム大聖堂 、シャルトル大聖堂ランス大聖堂 、アミアン大聖堂ストラスブール大聖堂

人生残りの宿題!?としてはこれらの大聖堂の、獸帯と農業カレンダーも確認したい・・ 

Cathédrale Notre-Dame d'Amiens-3420
Cathédrale Notre-Dame d'Amiens
盛期ゴシック(13世紀)

行ってないのだが、どこかで見たような佇まい・・
そうでした、あれですね、
Notre-Dame de Paris 2013-07-24
パリのノートルダム大聖堂 1163~
初期ゴシック(12世紀)
(2018年6月のMY旅)

Sagittarius ♐

人馬宮

Runan (22) Église Notre-Dame Sablière 01
 Sagittaire. Sablière de la nef de l'église Notre-Dame de Runan
ノートルダムの射手座

Sagittarius Hevelius
sagittarius constellation from Uranographia by Johannes Hevelius.

SgrA

A monster in the Milky Way

射手座A *(略称Sgr A *=超大質量ブラックホールを含む天の川の中心にある複雑な電波源
天文学者は現在、銀河の中心に超大質量ブラックホールがあるという証拠を持っている。
射手座A *は、この超大質量ブラックホールの場所の最も妥当な候補(wikipedia

星座で選ぶ!ベートーヴェンおすすめの曲

クラシックの二大名門レーベル「ドイツ・グラモフォン」と「デッカ」を有する
ユニバーサル ミュージックのベートーヴェン生誕250周年記念特設サイト

今年はベートーヴェン生誕250年ということで、特設サイトがあるということなのだが、そのコンテンツに、「星座で選ぶ!ベートーヴェンおすすめの曲」というのがあり、ちょっとタイムリーで笑いました。

「たくさんあってどれを選べばよいかわからない!」
そんなあなたにおすすめのベートーヴェンの名曲を、星座別にご紹介いたします、という。
https://sp.universal-music.co.jp/beethoven250th/horoscope.php

次は、「地」のサイン(黄道十二宮)を見ます。

さやかに星はきらめき


クリスマス・ピアノメドレー

 

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