2021アドベントカレンダー

20211217

今年の放送大学では中世史をとった。ちなみに、「中世の猫のペット化は、修道院が中心となり、6世紀には教皇も猫をペットにしていた」という。中でも教皇グレゴリウス1世(伝承ではグレゴリオ聖歌を作った教皇)の可愛がりようは、560年、神学者のジョン・ザ・ディーコンが教皇は他の何よりも猫をなでることをお好みになる」と述べたほどです、と「デズモンド・モリスの猫の美術史」(p34)

それが、後の世紀にキリスト教会が猫を忌み嫌うようになった理由には、イスラム世界が早くから猫に愛着を持っていたことが要因を作ったのかもしれないとある。

若き預言者ムハンマドも猫を敬愛し、礼拝の時間になっても彼の腕の上で寝ている猫を起こさないために、衣服の袖を切って出かけたとか。コーランにも、「猫は清純な動物、犬は不純な動物」と書かれているという。またその、エジプトのカイロは、世界で最初に、病気の猫のための病院を立て、野良猫の給仕用の庭園を造った都市であった、という。

 ミッション(「覚書」の記入)

中世史の勉強で、もっとも面白かったのは、天国と地獄の間に煉獄を創造した、商人の哲学であるけれど,ww、
「物書き商人」というのも、ふ~ん、であった。キリスト教では、利子が禁止されていたので、「中世キリスト教徒の商人の帳簿は神への告解という側面をもった」とwikipedia:会計史にあり。


今年は“ウォレットサイズ”(18×9.5㎝〉のほぼ日weeksが家計簿であったが。
次年度は雑誌付録のA4サイズを使ってみます。このサイズは初めて。
〈21×29.7cm )メモ欄もある広さ。例の「覚書」がけるww

中世イタリアでは「覚書」と総称される、家計簿と日記に子どもたちへの訓戒を兼ねたような書物を、家長自らが書き記すようになった。『都市から見るヨーロッパ史』池上俊一(p144)

それを言えばこれを思い出す。
「ところで、ニ、三、言い聞かせたいことがある。
胸に刻みつけておけ。まず思ったことを口に出すな。」
HAMLET 1幕3場
SCENE III. A room in Polonius' house.
(advent/2005)
シェイスピアでした‥

『都市図の歴史』、ただ今ツンドクになっています。 年末年始の休みに読もうと思う。
ル・ゴフは『ヨーロッパ中世の夢』に次いで、今年も買った。『煉獄の世界』・・整理して、来年も中世史を続けます‥ルゴフの著書(Amazon)

猫の美術


(1503)デュ―ラーをよそおった無名の同時代人の絵
「私はここ、忘れないで」と書かれている。ゲルトルードとは関係がないが、下記の通り、守護聖人にされてしまったという。

1981年に出版された本の”ニヴェルの聖ゲルトルードは猫の守護聖人でした”という記述により、少女は誤って猫の守護聖人として知られるようになった。
[デズモンド・モリスの猫の美術史]p35

ネズミを打ち負かす力があるとされた人物は、
ニヴェルの聖ゲルトルード〈621‐659〉
母が創設した修道院の大修道院長となったゲルトルードは後に「ネズミ除けの聖人」と呼ばれるようになった。何世紀もたって、彼女が"誤って”猫の守護聖人として知られるようになると、すぐに猫好きの間で評判になり、愛猫家の守護聖人にもされてしましました。

*ニヴェル Nivelles、ベルギー(Belgium
the St. Gertrude Collegiate church (XI/XIIIth century)
Nivelles JPG00 (9)
聖ゲルトルーデ教会 11~13世紀ベルギーのロマネスク様式の最高の例の一つ。
メロヴィング朝(7世紀)とカロリング朝(9世紀)の時代の墓が教会の下で発見されました。
ロマネスク様式の地下室は、ヨーロッパで最大の地下室の1つ。

「最近人気のカルト:彼女を猫のパトロンとして紹介した最初の主要な英語の出版物は、メトロポリタン美術館の1981年のカタログ。ネズミやネズミに対する保護者としての彼女の崇拝は、ペストの15世紀初頭にさかのぼり、ドイツ南西部からオランダ、カタルーニャに広がりました。20世紀の民俗学の研究によって、彼女は猫に乗って描かれた可能性のあるドイツの女神フリッグと混同されました。」
(wikipedia

Gertrudis van Nijvel
Gertrudis van Nijvel

ニヴェルの聖ゲルトルード
https://minne.com/items/13986128
「猫の守護聖人・聖ゲルトルードのメダイ*猫用お守り! 首輪にどうぞ!」

とある日

猫の美術の項の参照本は「デズモンド・モリスの猫の美術史」であるが・・、この本については2年前にちょっとみていたようです・

2019-11-10

猫の美術史:面白い

デズモンド・モリスの猫の美術史
作者: デズモンド・モリス,柏倉美穂 出版社/メーカー: エクスナレッジ 発売日: 2018/07/28
  

内容説明

古今東西の猫の絵の秘密、134点を紹介。

目次

聖なる猫―古代エジプト
都市の猫―古代ギリシア・古代ローマ
修道院の猫―中世
悪魔の猫―12~18世紀初頭
古典巨匠の猫―近代
幸福の猫―19世紀前半
新しい芸術運動の猫―19世紀後半
アヴァンギャルドな猫―20世紀
伝統主義派の猫―現代
ナイーブ・リアリストの猫―19~20世紀
ナイーブ・リアリストの猫―現代
部族社会の猫―紀元前300年~現代
東洋の猫―10世紀~現代
漫画の猫―18世紀~19世紀初め
ストリート・アートの猫―1960年代~

著者等紹介

モリス,デズモンド[モリス,デズモンド] [Morris,Desmond]
動物行動学者。1928年イギリス・ウィルトシャー、パートン生まれ。バーミンガム大学で動物学を学んだ後、オックスフォード大学で、動物行動学(エソロジー)の権威、ニコ・ティンバーゲンに師事。人間の行動を動物行動学の視点から分析した『裸のサル』(角川文庫)は、世界的なベストセラーとなる。シュルレアリスムの画家としても知られ、1948年に初の個展を開催。それ以降は定期的に展覧会を開催している

Pierre loti par henri rousseau

Artist Henri Rousseau (1844–1910) : Portrait of Monsieur X (Pierre Loti) 

  裸のサル―動物学的人間像 (角川文庫) 裸のサル―動物学的人間像 (角川文庫) 発売日: 1999/06

花の美術

「植物園は16世紀にイタリアのパドヴァやピサにできたのが一つの始まりである。それは薬用の植物を栽培する薬草園であった。さまざまな珍しい植物を見せる今日の植物園としては、1575年にライデン大学の植物園が開かれた。」『(花と植物の物語』(海野弘)p092)

パドヴァ植物園にも ライデン植物園にも絶対行こうと思っていたのだが、コロナ禍で果たせていない。

ボタニカルアート:フィリップ・ハインホーファーは17世紀の大コレクターで、珍奇なものを集めた「驚異の部屋」をつくった。彼を記念した追悼論文集で、ポメラニアのフィリップ2世公が、フフナーヘルに花や貝殻の絵を描かせた。(p098)

Studies of Flowers and Butterflies, watercolor painting on parchment by Joris Hoefnagel, Flanders, 1590, HAA
ヨーロッパ屈指の細密画家、ヨーリス・フーフナーヘル(Joris Hoefnagel、1542-?1601)

この3年、ほぼ日手帳weeksは、牧野富太郎のボタニカルアートの表紙を使ってきた。今年は少し秋、どうしようかと思ったところ、今年はなかった。3年1くみなのか。
組概念というと・・以下も・・

カウントダウン(7)

カウントダウン~~7~~。

「7個1組の概念」というのがwikipediaにあったが、そういえばBTS、七人で(ななにん)である、いろいろとバランスが良い野に驚くグループ。メンバーの仲がいいのもこちらの気分が良くなる感じ。

では、また明日(@^^)/~~~

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