1.テーマ1 感動詞とは 「うん」
2.テーマ2 中国史 宋(王朝) 「唐詩,宋詞,元曲」
3.テーマ3 中国ドラマ【明蘭】李清照
今年のテーマ(感動詞)
うん、わかった
「好(ハオ)」この字って、
中国ドラマを見ているとよく登場する。
[koui
は「よい、いいね」という感じ。
「加油!」も自然になじんだが、「好」は、挨拶の「你好(
ニー ハオ)」もあるが、様々な使い方があるようだ。
好的(ハオ デァ)は、「了解」という事でよく出る。
、
原題の訳を日本語タイトルでも英題でも捨てていますが、知否知否(知っていますか?)應是(~であるべき)
綠肥(覇は緑濃くなり)紅瘦(花は枯れていく)・・
中国文学史上最高の女流詩人として非常に名高く、また現代中国でも、特に女性たちの間で大
人気を誇る詩人李清照の詞
「如夢令」から。
昨夜雨疏风骤,
浓睡不消残酒。
试问卷帘人,
却道海棠依旧。
知否?知否?
应是绿肥红瘦。
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宋の時代は、嫡子・庶子の別が 重要な意味を持っていたという。
(庶子:
古代・中世では子以外の実子で、現代とは意味合いが少し違う。
女性の地位が前代より低下して妾というものが増えた時代という。
ドラマの主人公はそんな劣等な立場の女性だったが、最後の方、赤い衣で公へ訴えの陣太鼓を打つ姿がかっこよかった。、
中国ドラマでは、タイトル末に 「令」をつけた3文字の作品にもよく遭遇します。
【陳情令】【山河令】。
また「歌行」つけた3文字タイトルもあります。【長歌行】
【月歌行】【少年歌行】
「令」は短い歌(小唄)で、「長歌行」は(ロングバラード)
最後の句の「緑肥紅痩」は四字熟語となって後世
の詩人もよく真似て使っている、という紹介あり(「漢詩の会」たより。
年代 | 時代 | |
---|---|---|
581-618 | 隋 | 均田制 大運河 |
618-907 | 唐 | |
(755-763) | 安史の乱 | これ以後の唐は別モノという |
五代十国 | ||
960-1127 | 宋 | |
1206 | モンゴル帝国 | |
1271-1368 | (大)元 | 首都:大都 皇帝(大ハーン)世相 |
宋(960- 1279)
(wikipedia)李 清照(1084 - 1155])は、北宋末期・南宋初期の詩人
コトバンク「世界大百科事典」によれば、
「唐詩,宋詞,元曲」といわれるように,詞は宋代をもって様式を完成し,
この時代の特有な文学としての位置をしめる
※明の胡応麟が各時代を代表する文学を「唐詩・宋詞・元曲」という語で表したしたように、詞は宋代に発展し、唐詩と並ぶ中国詩歌の金字塔を形成した。(戸倉 英美)
唐詩 *『唐詩三百首』
宋詞 宋代の詞(詩余とも呼ばれる歌謡調の詩),
元曲 元の戯曲
*中国の長い文学の歴史を通時的に展望すると,漢代の文学は文によって代表され,唐・宋・元のそれはおのおの詩・詞・曲によって代表されるという考えを示す。
「唐詩・宋詞・元曲」以外に、「賦」というものがあるが、これは、漢代の主要な文学ジャンル。
賦
漢詩が歌謡から生まれたと考えられるのに対し、賦はもとより朗誦 されたものと考えられている。文体の性格としては漢詩と散文の中間に位置する。
賦はしばしば『楚辞』から派生したとされる。
賦の最盛期は漢初である。紀元前2世紀の賦の黄金時代には、優れた賦作家の多くが楚から現れた。
大賦の黄金時代を築いた作家の中で、司馬相如は白眉と見なされる。成都の生まれ。
(wikipedia)
司馬相如の賦
司馬相如「子虚賦」抄
雲夢者、方九百里、其中山有焉。
(雲夢うんぼうは方九百里、其その中に山有り。)
其山則、盤紆岪鬱、隆崇嵂崒、岑崟參差、日月蔽。虧
(其の山は則すなわち盤紆岪鬱ばんうふつうつ、隆崇嵂崒りゅうすうりつしゅつ、岑崟參差しんぎんしんしとして、日月じつげつは蔽虧へいきす
。)
交錯糾紛、上干青雲、罷池陂陁、下屬江河
(交錯糾紛こうさくきゅうふんとして上に青雲を干し、罷池ひちは陂陁はたとして下に江河を屬す)。
其土則、丹青赭堊、雌黄白坿、錫碧金銀。
(其の土は則ち、丹青・赭堊しゃあ・雌黄しこう・白坿はくふ・錫碧しゃくへき・金銀。)
衆色炫耀、照爛龍鱗。
(衆色は炫耀げんよう、照爛しょうらんとして龍鱗りゅうりんたり。)
(wikipedia)
「子虚賦」の前半、鉱物・貴金属・動植物の名前を押韻しながら列挙する部分であるが、事物の陳述と奇語の多用という大賦の特徴をよく示している。
部首の視覚的統一や双声・畳韻(音韻的に類似する語を重ねるオノマトペ的表現)といった用字上の工夫が凝らされた
視覚的・聴覚的な鑑賞に堪える芸術作品であり、その発展は書法や絵画、吟詠といった諸芸術の発展とも軌を一にしていた
純粋な詩的遊戯として朗読し披露され、制約にとらわれない娯楽と道徳的訓戒を一作品の中に融合させた最初の中国文学
「嵂崒」や「岑崟」といった『説文解字』やその他の甲骨文・金文・簡帛などにほとんど例を見ない奇字や奇語が多く出現する。
以下は昨年のページからの再掲です。昨年取った放送大学「徒然草」の世界からもう一度。
徒然草の名句(49段)
「速やかにすべき事を緩くし、緩くすべきことを急ぎて、過ぎにし事の、悔しきなり。」
では、また明日~~~