1.テーマ1 感動詞「さて」
2.テーマ2 中国史 古代文明(新しめの史観)
3.テーマ3 中国ドラマ【鳳凰の飛翔】【楚喬伝】三字タイトル
今年のテーマ(感動詞)
「さて」は「ところで」同様の接続詞かと思っていました。それだけではないという・・。
《副詞「さ」+接続助詞「て」から》
weblio辞書(小学館「デジタル大辞泉」)
[感動詞]
次の行動に移るとき、自問したり相手に呼びかけたりする語。さあ。まあ。「—、どうしたものだろう」「—、そろそろ出かけようか」
・・いうことで、「さて、そろそろ今日のアドベントカレンダーを始めようか」
本日は、
中国ドラマのタイトルには三字が多いなという事で、三字熟語の話。今年取った放送大学科目の中国史の方、現在は「四大文明」の「黄河文明」起源説は修正されているということを。
チェン・クンは凄い俳優ですね。
「美丈夫(びしょうぶ)」「立役者」
チャオ・リーインもすごい。
昨年は【楚喬伝】今年は、【有翡】をみることができた。
私のドラマの見方は、俳優さんの出演作を芋蔓式で見ていくことが多い・・
それが、中国の人口14億以上なので、その中からあらわれた俳優さんって、本当に
「綺羅星」であり、美しさ・カッコよさ・演技力、凄い。
※(中国の人口は「2022年に減少に転じ、
インドの人口が2023年に中国超え、中国は世界2位にJETRO)
ところで上の動画の冒頭、主演の二人の紹介で、【楚喬伝】と【陳情令】がでています・・
中国ドラマのタイトルは3字(漢字三字)のものが多いな、と思って三字熟語についてみてみた。
一般に、故事や仏典に基づく慣用句を狭義の四字熟語と呼ぶが、漢籍はその出典の宝庫。
三字熟語も、たとえば
「風馬牛」の出典は、中国の歴史書『春秋左氏伝』という。
また、
「太公望」は周王朝の建国伝説の名将。黄河最大の支流「渭水(いすい)」で釣りをしていたところ、周の文王に見いだされたことから、釣り人を
「太公望」と呼ぶようになったという故事は有名だ。
その他、
「生兵法」
「日和見」?
「風雲児」
「麒麟児」等があるが、多くは二字熟語に一字プラスした造語法であるか・・
wikipedia には、
文の区切るところを誤る、いわゆる「ぎなた読み」のせいで三字熟語と誤解された、
例は、
「風雲、急を告げる」における「風雲急」、「忙中、閑有り」における「忙中閑」、「綺羅、星の如く」における「綺羅星」、という紹介があった。
タイトルが三字の中国ドラマ
楚喬+伝 人名+伝
如懿+伝
双嬌+伝
双花+伝
秀麗+伝
鳳凰+伝
鳳舞+伝
紅蓮+伝
陳情+令
山河+令
禁婚+令
三国+志
青雲+志
長歌+行 この場合は人名+行
明月+記
西遊+記
上陽+賦
琅琊+榜 瑯琊閣が毎年発表する様々なランキング
万華+楼 名前+α
聴雪+楼
両世+歓
玲瓏+姫
夢織+姫
暴風+眼
鬼吹+灯
六扇+門
鬼谷+子
君子+盟
夕月+花
玉陽+春
狼+殿下 一字+二字熟語
女+世子
剣+王朝
慶+余年
三+分野
蒼月華 ?
武則天
酔麗花
花千骨
鳳囚凰
(※名前を挙げたもの全てを見たわけではありません)
そこに意味があるのかわからない・・、
単に多いという印象で、とりあえず挙げてみただけになった。・・
伝であり、記であり、令であり、盟であるのか・・
ブロマンスという言葉に偏見を持ち、
食わず嫌いで、 【陳情令】を今年まで見おえていなかった。
しかし、やっぱりほとんどの人が認めるものは良いものが多い。
続けて。肖 戦シャオ・ジャン主演の【斗羅大陸】も、6月に見ました。
しかしどうしても肌に合わないものがある。それは、【東宮】であった。途中で見ない自由((笑))・・・
中国4000年という歴史は、黄河中流域が中心地となって王朝が誕生した時代から始まる.
ところで、
紀元前5000年から前3000年頃の中国の新石器文化は、黄河上・中流域の「黄河文明」が
世界四大文明、という事で教えられてきた(「黄河文明中心史観」)が、その後の研究では、新石器文化は多元的に発生されたという。
黄河中流、河南省の
仰韶
文化(wikipedia)と同じころ、
長江下流、浙江省で
河姆渡
文化(wikipedia)が発達し。東北の遼河上流では、
紅山
文化が発展していたと。
wikipedia、
※中国の新石器文化の一覧(wikipedia
今は、これらの文化が「中華文明」へと合流していったと理解されているという事だ。
以下のwikipedia年表、黄河流域にこだわっているけれど、下流域のところにあるのは長江文明だったりする。
不分明なので、年表としてはなお、仮だと思うが一応挙げます。
紀元前8000年以前 | 玉蟾岩遺跡 | 仙人洞・吊桶環遺跡 | ||||
7000 | 6000 |
彭頭山文化 | |||||
6000 | 5000 |
湯家崗文化 | 城背渓文化 | ||||
5000 | 4000 |
仰韶文化 | 馬家浜文化 | 河姆渡文化 | |||
4000 | 3000 |
大渓文化 | 崧沢文化 | ||||
良渚文化 | ||||||
3000 | 2000 |
龍山文化 | 宝墩遺跡(龍馬古城) | 屈家嶺文化 | |||
三星堆遺跡 | 石家河文化 | |||||
2000 | 1000 |
二里頭文化(夏?) | 馬橋文化 | ||||
二里頭文化 | ||||||
二里岡文化(殷遷都前) | 二里岡文化 | |||||
殷遷都後 | 殷 | 呉城文化 | 湖熟文化 | |||
周 | 周 | 楚 | ||||
1000以降 | 巴蜀 | |||||
呉越 |
放送大学は、コロナ以後、WEBのお付き合いのみで、新しい学生証とか受け取っておらず、図書館にも行っていない。でも、基礎知識のブランクバースを埋める感じで、興味にしたがって
これからもなお続ける予定。
来年は「歴史の中の人間」という科目どうかな;・・・ 中国の正史は「列伝体」で書かれるというが、そういう感じ?(wikipediaでは「紀伝体」という)
『プルターク英雄伝』など思い出します。
はなしを中国に戻すと。老子と荘子をまとめて「老荘」と称すが、固有名詞をまったく使わない『老子』と違って『荘子』の中には実在の人物のエピソードが数多く含まれていて、列伝体の方であると。
※荘子(そうし、紀元前369年頃 - 紀元前286年頃)は、中国戦国時代の思想家で、『荘子』(そうじ)の著者とされ、また道教の始祖の一人とされる人物(wikipedia)
以下は昨年のページからの再掲です。昨年取った放送大学「徒然草」の世界からもう一度。
徒然草の名句(112段)いやぁ(^-^;
人間の儀式、いづれの事か、去り難からぬ。世俗の黙(もだ)し難きに従いて、これを必ずとせば、願いも多く、身も苦しく、心の暇(いとま)もなく、一生は雑事の小節に障(さ)えられて、空しく暮れなん
。
日、暮れ、道、遠し。我が生(しょう)、既に蹉跎(さだ)たり。諸縁を放下(ほうげ)すべき時なり。
では、また明日~~~