”文豪”たちとホメロス
ゲーテとホメロス

ゲーテ(1749-1832)の 叙事詩「ヘルマンとドロテーア」(Hermann und Dorothea、1798年)
ゲーテの「古典主義時代」の作品
(wikipedia)『ヘルマンとドロテーア』(Hermann und Dorothea)は1797年に刊行されたヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの恋愛叙事詩。ドイツの純朴な青年ヘルマンと、フランス革命によって国を追われてきた少女ドロテーアとが出会い結ばれるまでを、市民的節度を賞揚しつつ描いている。古典主義時代のゲーテの代表的作品であり、発表当時からドイツの市民層で広く読まれた。
構成ドイツのwikipedia
https://de.wikipedia.org/wiki/Hermann_und_Dorothea『ヘルマンとドロテア』は、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテによる9つの歌からなる叙事詩です。 1796 年 9 月 11 日から 1797 年 6 月 8 日の間に作成され、1797 年 10 月に初めて印刷されました。歌には古代ギリシャのミューズの名前が付けられています。それは六歩格詩の牧歌です。
「人は多くのものを欲するが、必要なものはわずかである。 なぜなら、日々は短く、人間の運命は限られているからである。」
英語版wikipedia
(en.wikipedia) ( Ewald Eiserhardt (1920). "Hermann und Dorothea" . In Rines, George Edwin (ed.)Encyclopedia Americana .)からのテキストを含む )
ここで、ゲーテの「古典主義時代」とかあるいは「ロマン主義時代」とかの定義がわからないので、ちょっと見ます。
(wikipedia)古典主義
ロマン主義の対概念
古典
主義は、17~18世紀から19世紀初頭にかけてのヨーロッパの芸術の傾向で、昔ながらの形式的な美しさを重視するものでした。
ゲーテは、若い頃(18世紀後半)の作品では調和よりも人間の個性や感情を重視する傾向が見られました。
シラーとの交友の中でドイツ古典主義を確立し、小説「若きウェルテルの悩み」「ファウスト」、戯曲「ファウスト」、叙事詩「ヘルマンとドロテーア」、詩集「西東詩集」、自伝「詩と真実」などを著しました。
ドイツ文学は18世紀末、ゲーテ、シラーの二人によって頂点を極め、確立されたとされる。これを「ドイツ古典主義」あるいは「ワイマール・クラシック」と呼ぶ。
(wikipedia)
ヘクサメトロス[またはヘクサメトロン(英語: Hexameter, ギリシア語: ἑξάμετρον)、六脚韻(ろっきゃくいん)、六歩格(ろくぶかく)とは、西洋の詩形の1つで、1行が6つ(hexa)の韻脚からなるものである。
ホメロスの『イリアス』ならびに『オデュッセイア』がこの詩形で書かれている。
古代ギリシアでは叙事詩の標準的な韻律で、ウェルギリウスの『アエネイス』などラテン語の叙事詩もそれにならった。 『アエネイス』冒頭のラテン語(Arma virumque cano)のダクテュロス・ヘクサメトロス(長短短六歩格)
(ダクテュロス) 西洋古典詩では、ダクテュロス・ヘクサメトロス(長短短六歩格)は、ホメーロス以来叙事詩に用いられ、「英雄詩形」とも呼ばれた