2012年夏の展示
(MIHO MUSEUM)

母なる方へ

開館15周年展という。
初めて滋賀県の信楽の山中に行ってきました。
(2012 7/30~31)


このポスターの女神像は紀元前三千年紀後期~前二千年紀初期
西中央アジア、羊の毛皮の衣装をまとう姿の石製婦人坐像
同じ形で明らかに劣る同様の別の収蔵品もあった。
MIHO MUSEUEMの石製婦人坐像のページ参照
(衣装:カウナケス、北アフガニスタン・バクトリア地方、エラムのナルンデ女神)
ちなみに「女神」と書いて「じょしん」というルビが振ってある、などのこだわりがみられる。


 

もう一つ「空想動物の世界」展も開催中であった。
感想としては、非常にシンプルに少ない数の良品が空間たっぷり展示されているという感じ。興味は同じだが、「言葉」が若干邪魔。
アカデミックというより、美の探究者みたいな、プライベートなものの拡張というか、 小林秀雄の「美を求める心」展がここでもあったようだ(2003年)が、 つまりは、 小林秀雄の母親が信仰していたのは、これであったのかということ。

 

美を求める心
小林秀雄全作品〈21〉美を求める心


     
主要所蔵品に ディオニュソスモザイクがありました。
広くゆったりしていて ガンダーラ仏立像なども一室にあり
あと、 鶏を銜える山猫形リュトンはもちろん
http://www.miho.or.jp/japanese/educat/tpstgs1.htm
アルシノエⅡ世像、 隼頭神像、 燃燈仏授記図浮彫、 庭園図、 精霊と従者浮彫・・
いずれも本では見ていたもの・・・
http://www.miho.or.jp/japanese/sitemap.htm
図録探検後、また・・

古代オリエント事典 』 p276 獅子肩毛渦文に「最古の例は 前23世紀エラム王国の女性座像 ナルンデ女神坐像[スーサ出土]@ルーブル美術館」とあった件、復習必要・・http://d.hatena.ne.jp/nekoatama/20090207

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