2022年はウサギ(兎/卯 癸卯)年 ‥という事でウサギ尽くし、今日は浮世絵の兎。江戸の兎を。
江戸の浮世絵を見たい。
3人の著名な画家の活躍年代順は?
丸山応挙 1733‐1796
葛飾北斎 1760‐1849
歌川広重 1797‐1850
‥という事で、今日は応挙のウサギを見ます。
木賊兎図:丸山応挙
干支色紙うさぎ 丸山応挙「群獣図」
徳川家光《兎図》
#丸山応挙(左)と #徳川家光 (右)の兎🐇。正面向きの兎の顔を、自然主義的に表現すると、応挙が描くように目は紡錘形になるはず。江戸後期のプロフェッショナル絵師の表現と比較すると、将軍が描いた兎🐰の黒いまんまるの目👀の特殊性がさらに際立つ。
— 美術史チャンネル🎬Youtube動画➡解説!「国宝展」2022(@東京国立博物館)公開中! (@bi_shi_chan) October 1, 2021
徳川家光《兎図》は府中市美術館で展示中! pic.twitter.com/kxjW8lBiuM
「木賊兎図」丸山応挙 1786
(静岡県立美術館蔵)
『江戸の美しい生物画集成 』– 狩野博幸(監修)
(p120)
真っすぐに伸びた木賊は、付立(つけたて)で引いた群青の上に細い墨線で節目と節を表し、繊細な毛描きと着彩によって描かれた三羽の兎を配している。
やわらかな兎の体毛の質感と、鋭くざらついた木賊の質感がみごとな対比を見せている。この作品は、応挙が明和7年(1770)から安永元年(1772)ごろにかけて描いた「花鳥写生図巻」に描かれており、「写生」を元にして生まれた作品℃考えられる。
参照:「集英社学芸の森」に応挙と若冲と「写生」についてという新しいページがありました。 →http://gakugei.shueisha.co.jp/
表紙にいますね。兎さん。応挙を含め、4図が載っていました。
獣類 (p82~133)の巻頭が
若冲の「樹下鳥獣図屏風」
次いで、応挙の「群獸図屏風」
そのあと、龍(2p)、虎(6p)、猫(6p)、犬(4p)、 狼(1p)、猿(5p)、牛(2p)、馬(2p)栗鼠(2p)、鼠(1p)、狐(1p)、狸(2p)
(それからやっと)兎(2p)
鹿、猪、熊、象、各2p、駱駝、麒麟、蝙蝠、河童、各1p
(p120)古来より兎は山の神であり、食用にもなり、あるいは多産であることから、子孫繁栄を意味する吉祥の動物であった。
江戸時代に描かれた兎の柄は多く、仏教や道教の影響から市立したと考えられる。
中国の伝説では、月には不老不死の霊薬を搗(つ)き続ける兎とヒキガエルが棲んでいるとされた。日本では不気味なヒキガエルに変わり、かわいい兎が餅を搗く姿に定借した。多くの画家が描いているが、それらには、愛らしさが感じられる作品もある一方、どこか神秘的な野生の生き物といった感じもある。
「萩兎図」狩野安信(一宮市博物館蔵)
「木賊兎図」丸山応挙(静岡県立美術館蔵)
「雪竹兎図」戸田忠翰(板橋区立美術館蔵)
「玉兎黄蜀葵」谷文二(秋田市立千秋美術館蔵)
賤しげなる物。居たる辺(あた)りに、調度の多き。硯に、筆の多き。持仏堂に、仏の多き。前栽(ぜんざい)に、石・草木の多き。家の中(うち)に、子・孫(うまご)の多き。人に会いて、言葉の多き。願文に、作善(さぜん)、多く書き載せたる。
多くて見苦しからぬは、文車(ふぐるま)の文、塵塚の塵。
いやぁ最後に、多くて見苦しからぬと言ってもらえるとホッとします・・
しかし、どうなの?→古本整理/ 片付け魔法
徒然侘ぶる人は、いかなる心ならん。
紛るる方無く、ただ一人有るのみこそ良けれ。
世に従へば、心、外(ほか)の塵に奪われて惑い易く、人に交われば、言葉、外(よそ)その聞きに従いて、然(さ)ながら心にあらず。人に戯れ、物に争い、一度(ひとたび)は恨み、一度は喜ぶ。その事、定まれる事無し。分別、妄(みだ)りに起こりて、得失、止む時なし。惑いの上に、酔えり。酔いの中(うち)に、夢を成す。走りて忙わしく、惚れて忘れたる事、人皆、かくの如し。
このあたりが神髄でしょうか・・
では、また明日~~~