大きな臀部と円筒形の頚部を持った座る女神(土偶)
P34 写真2、図式化された女性
髪の毛を示す線刻
ヴィンチャ遺跡
前6000年期初頭
2センチ足らずの咲く例も少なくない(p35)
p38 写真3・4仮面の女性像 仮面の頭部と短い腕が特徴、ヴィンチャ遺跡、前6千年紀
p40 写真10 座る小像 衣装を表す線刻、蛇をシンボライズした点文、後期ヴィンチャ、前五千年紀
表面に深い切れ目を入れ、貝殻をつぶして作った白い糊を表面に塗ったり、黄褐色・黒・白・赤の顔料を溝に埋め込む・・色違いの幅の広い布をいく枚か縫い合わせた衣装を意味しているのであろう(p42)
ツーピースのドレス、市松文様、格子文様最も魅力的な装身具といえばおそらく腰帯に尽きる(p43)
(p45 写真16)
仮面をかぶった像。線、雷文、メダイヨンの装飾。ユーゴスラヴィア、ファファス遺跡Ⅱ出土。ヴィンチャ文化、前4500年)
肩と袖に渦巻きと2組の線が装飾されているバリレリヴォの仮面の貴婦人(p45写真17)
(p47 図4)
裾に折り目がある、蛇文様を施した細いスカート(図9)
一つのカテゴリーは「水兵服」とニッカー・ボッカ―(p49)
仮面にV字文、肩に三本線(p51)
履物に関する詳細な表現は窺えない(p52)
自然に肩まで垂らした長髪。前7千―6千年紀に属する円筒形小像の頭部の特徴となっている。髪型に対してお特別な関心があったことを物語る。
とんがり帽子の流行
前5千―4千年紀・・きわめて豊かな衣装の形式・装飾
前7千―6千年紀・・これと比較しうる表現は稀だが髪型・神飾り。ビー巣の首飾り・ペンダント・メダイヨン・腰帯などの存在ははっきり認められる(p53)
ビンチャと東バルカン文化に属する女性の衣装・・ブラウスとタイト・スカートもしくは丈の長い衣装、それにボレロからなる正装
腰にひっかけたり前掛け付きの腰帯で締めて着用するスカートや臍や胴体の上半分を覆わないで身につける房飾りのようなスカート
丈が長く豪華に装飾された細身のスカート(p53)
こうした前5千―4千年紀のバルカン地域の特徴が前2千年紀の実のア美術のフレスコや彫像、印章などに示された女神や信者の衣装にも見られる(p54)
前4000年以前の時代にあって小像にこれほどしばしば衣装を表して見せた地域は、古ヨーロッパ以外にない(p55)