余裕を持ってつきあう

ただの感想ですが、 「feminism フェミニズム」には、自分で自由に考えることの妨げになり、翻弄されるような、ヒステリックでもあるイメージがあり、当方に余裕がないので、あまり「つきあった」ことがなかった・・・・という感じですが、ここで、もう少し、みておきたいと思います。
feminismを訳すと
http://ejje.weblio.jp/content/feminism
研究社 新英和中辞典
feminism 【名詞】【不可算名詞】
男女同権主義,女性解放論,女権拡張運動,フェミニズム.
JST科学技術用語日英対訳辞書
女権主義; フェミニズム; 女性化症; 女権拡張運動; 女権拡張主義; 女権運動; 女性解放問題
ウィキメディアにカテゴリーがありhttp://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Feminism

feminismの名著

フェミニズムの名著50 (江原 由美子, 金井 淑子 編)
平凡社 (2002/07)
人名のリンク先はWikipedia 書名のリンク先はamazon この書で挙げられている訳者によるものには●印

1. M・ウルストンクラフト(英: Mary Wollstonecraft、1759-1797)
女性の権利の擁護―政治および道徳問題の批判をこめて 』(1792)Wikipedia
2.J・S・ミル(英:John Stuart Mill, 1806-1873)
女性の解放 』(1869)(岩波文庫)
3.A・ベーベル(独:August Bebel, 1840–1913)
婦人論
F・エンゲルス(独:Friedrich Engels, 1820-1895)
家族・私有財産・国家の起源 』(1884)(岩波文庫)(Wikipedia
5.V・ウルフ(英:Virginia Woolf、1882-1941)
自分だけの部屋
6.S・de・ボーヴォワール (仏:Simone Lucie-Ernestine-Marie-Bertrand de Beauvoir, 1908-1986)
第二の性事実と神話 』
7.M・ミード(米:Margaret Mead, 1901-1978)
男性と女性 ―移りゆく世界における両性の研究 (現代社会科学叢書) 』
8.B・フリーダン(米:Betty Friedan,1921-2006)
新しい女性の創造
9.K・ミレット(米:Kate Millett 1934-)
性の政治学 』(1970) ●藤枝 澪子訳
10.S・ファイアストーン (カナダ:Shulamith Firestone
性の弁証法―女性解放革命の場合』 (1970)●林 弘子訳(1972)
11.S・ローバトム(シーラ・ローバトム:不明)
女の意識・男の世界 』 (1977)● 三宅 義子訳
12.M・ダラ・コスタ(伊:Mariarosa Dalla Costahttp://libcom.org/
家事労働に賃金を フェミニズムの新たな展望 』 (1975)●伊田 久美子訳
13.A・オークレー
『家事の社会学』/ 山田 昌弘訳(※amazonになし)
14.J・ミッチェル(en.wikipedia.Juliet_Mitchell(1940-)
精神分析と女の解放 』(1977)
15.H・シクスー(仏Helene Cixous:1937-)
メデューサの笑い 』● 松本 伊瑳子訳
16.D・ディナースタイン Dorothy Dinnerstein
性幻想と不安
17.A・リッチ
女から生まれる―アドリエンヌ・リッチ女性論』●高橋 茅香子訳(1990)
18.N・E=サァダーウィー Nawal El Saadawi
イヴの隠れた顔―アラブ世界の女たち
19.L・イリガライ
ひとつではない女の性 』●中嶋 公子訳
20. E・ショウォールター Elaine Showalter
女性自身の文学―ブロンテからレッシングまで
21.N・チョドロウ
母親業の再生産―性差別の心理・社会的基盤
22.M・デイリー
『女性・エコロジー』(※見当たらない)/ 奥田 暁子訳
23. L・E・ウォーカー Lenore E. Walker ※http://www.drlenorewalker.com/
バタードウーマン―虐待される妻たち
24.M・バレット(Barrett)
『今日の女性抑圧』(なし)/ 細谷 実訳
25.E・バダンテール Elisabeth Badinter
母性という神話 』(ちくま学芸文庫)
26.D・スペンダー
ことばは男が支配する―言語と性差
27.J・クリステヴァ (※下記)
恐怖の権力―アブジェクシオン試論 (叢書・ウニベルシタス)
28.B・フックス
アメリカ黒人女性とフェミニズム―ベル・フックスの「私は女ではないの?」
29.C・ギリガン 米:Carol Gilligan1936-)
もうひとつの声―男女の道徳観のちがいと女性のアイデンティティ 』(※)
30.Ch・デルフィ Christine Delphy
なにが女性の主要な敵なのか―ラディカル・唯物論的分析 』●井上 たか子訳
31.A・ドウォーキン Andrea Dworkin
インターコース―性的行為の政治学 』●寺沢 みづほ訳
32.R・W・コンネル R.W. Connell
ジェンダーと権力―セクシュアリティの社会学
33.L・フェダマン Lillian Faderman
レスビアンの歴史 ●富岡 明美訳
34.E・K・セジウィック Eve Kosofsky Sedgwick
男同士の絆―イギリス文学とホモソーシャルな欲望
35.G・C・スピヴァク Gayatri Chakravorty Spivak
文化としての他者
36.C・A・マッキノン Catharine A. MacKinnon
フェミニズムと表現の自由 』※
37.J・W・スコット Joan Wallach Scott
ジェンダーと歴史学 』(平凡社ライブラリー)● 荻野 美穂訳
38.M・ミース Maria Mies、V・ベンホルト=トムゼン Veronika Bennholdt‐Thomsen 、C・v・ヴェールホフ Claudia Von Werlhof
世界システムと女性 』 ●古田 睦美訳
39.T・T・ミンハ Trinh T. Minh‐ha
女性・ネイティヴ・他者―ポストコロニアリズムとフェミニズム
40.J・バトラー Judith Butler
ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの攪乱 』 ●竹村 和子(※)訳
41.D・ハラウェイ Donna J. Haraway
猿と女とサイボーグ―自然の再発明
42.C・マーチャント Carolyn Merchant
ラディカルエコロジー―住みよい世界を求めて
43.M・ミース、V・シヴァ
『エコフェミニズム』(なし) / 萩原 なつ子訳
44.T・デ・ラウレティス『愛の実践』(なし)/竹村 和子訳
45. 平塚らいてう / 岩淵 宏子(なし)
(※平塚らいてう評論集 (岩波文庫)
46. 与謝野晶子 (女性作家評伝シリーズ 2)/●渡辺 澄子
47.高群逸枝『招婿婚の研究 』(1953) /服藤 早苗(※)
48. 山川菊栄 / 鈴木 裕子(※山川菊栄評論集 (岩波文庫)
49. 田中美津いのちの女たちへ―とり乱しウーマン・リブ論 』/江原 由美子
50.日本の一九七〇年代-九〇年代フェミニズム(なし)/加野 彩子

10年ひと昔・・という感がないでもない。
2011年8月28日 (日)自力で時間をかけて調べた後でこういうページも発見
http://www.geocities.jp/uwasano/feminism-no-meityo.html
・・・・


Wikipediaを見ておきます。
1. Wikipediaフェミニズム2.フェミニスト・・
Wikipediaで挙げられているのは、下のfeminismの名著50冊のうち、
1、8、
リベラル・フェミニズム
1970年代に広まり、主流派となったフェミニズム。一般に個人主義的・自由主義的傾向を持つ。男女平等は法的手段を通して実現可能で、集団としての男性と闘う必要はないと主張する。ジェンダー・ステレオタイプ、女性蔑視のほか、女性の仕事に対する低賃金、妊娠中絶に関する制限などを男女不平等の原因と考える。
1791年、「女性と市民の権利宣言」(オランプ・ド・グージュ) 1792年、『女性の権利の擁護』(メアリ・ウルストンクラフト) 1869年、『女性の隷従』(ジョン・スチュアート・ミル) 2007年、『ポルノグラフィ防衛論』(ナディーン・ストロッセン)

マルクス主義フェミニズム
資本主義が女性を抑圧する原因だと考える。資本制的生産様式では男女不平等は決定しているとみなし、女性を解放する方法として資本主義の解体に焦点を合わせる。
1972年、『家事労働に賃金を』(マリア・ダラ・コスタ) 1984年、「シャドウ・ワークか家事労働か」(クラウディア・フォン・ヴェールフォーフ)

ラディカル・フェミニズム
1970年代に米国で誕生。公的領域のみならず家庭や男女の関係までも含む私的領域まで急進的な姿勢で問い直すことを主とする。ポルノグラフィーに対する法的規制運動における思想的支柱。
1970年、『性の政治学』(ケイト・ミレット) 1970年、『性の弁証法』(シュラミス・ファイアストーン) 1980年、「強制的異性愛とレズビアン存在」(アドリアンヌ・リッチ) 1978年、『女/エコロジー』(メアリ・デイリ) 2003年、『ポルノグラフィと売買春』(キャサリン・マッキノン)

Julia KristevaWikipedia
“母”の根源を求めて―女性と聖なるもの
クリステヴァ―ポリロゴス (現代思想の冒険者たち)

※J・クリステヴァの『恐怖の権力』 西川 直子訳は
松岡正剛が取り上げている
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1028.html
※リュス・イリガライの『性的差異のエチカ』 1986 産業図書
Luce Irigary : Ethique de La Difference Sexuelle 1984 浜名優美 訳については、
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1127.html


※Carol Gilliganの著書In a Different Voice: Psychological Theory and Women's Development 1983年のアメリカ教育研究学会出版賞を受賞し、1984年度『Ms.』誌の“ウーマン・オブ・ジ・イヤー〓に選ばれた

L・E・ウォーカー Lenore E. Walker http://www.drlenorewalker.com/

※「東大教師が新入生にすすめる本〈2〉 (文春新書)」にあり


Thérèse mon amour : Saint Thérèse d'Avila
テレーズわが愛:アヴィラの聖テレーズ
Wikipediaアビラのテレサ
(大テレサ) (1515–1582) - スペインのキリスト教神秘主義者。カトリックの聖人で教会博士



「新編 日本のフェミニズム 全12巻」 FEMINISM IN JAPAN
http://www.iwanami.co.jp/

第1巻『リブとフェミニズム』(解説:上野千鶴子) 第2巻『フェミニズム理論』(解説:江原由美子) 第3巻『性役割』(解説:井上輝子) 第4巻『権力と労働』(解説:大沢真理) 第5巻『母性』(解説:江原由美子) 第6巻『セクシュアリティ』(解説:上野千鶴子) 第7巻『表現とメディア』(解説:井上輝子) 第8巻『ジェンダーと教育』(解説:天野正子) 第9巻『グローバリゼーション』(解説:伊藤るり) 第10巻『女性史・ジェンダー史』(解説:加納実紀代) 第11巻『フェミニズム文学批評』(解説:斎藤美奈子) 第12巻『男性学』(解説:伊藤公雄)

http://www.kinokuniya.co.jp/nb/bw/special_products/feminism/index.htm
Web 検索 :「アンソロジーの自画自賛っぷりのすごさ」http://d.hatena.ne.jp/yamtom/

Web検索
http://www.tuins.ac.jp/~ham/tymhnt/analysis/l
==以下引用===========

小川仁志著『はじめての政治哲学―「正しさ」をめぐる23の問い』講談社現代新書(2010) 差異と平等をめぐる論争
◎フェミニズム
【第一波フェミニズム】
公的領域における男女平等の要求 「リベラルフェミニズム」 グージュ(1748-1793)『女性及び女性市民の権利宣言』(1791) 人権宣言(1789)の直後 ミル『女性の解放』(1869)
【第二波フェミニズム】
「ラディカル・フェミニズム」 B.フリーダン(1921-2006)『新しい女性の創造』(1963) 定型化された女性像は抑圧 K.ミレット(1934-)『性の政治学』(1970) 家の家父長的権力関係の告発 「マルクス主義フェミニズム」
【理論の今日的継承】
「リベラルフェミニズム」
S.オーキン(1946-2004)『正義、ジェンダー、家族』(1989) 私的領域にも着目 政策は個人単位で J.ロールズ『正義論』を批判 女性の視点が欠如
「ラディカル・フェミニズム」
J.バトラー(1956-)『触発する言葉』(1997) 主体の概念を所与としない

Modified: 2011年


猫の象徴猫とライオン|母なるもの|猫魂


上に戻る

▲TOPへ戻る